勉強している曲の郷土料理が食べたくなりませんか?

専門的に学んでいる生徒さんが、プロコフィエフのソナタをレッスンに持って来ました。

う…、社会主義リアリズム…。

ふと、ボルシチに添えられたサワークリームが脳裏に浮かんだ私は、食いしん坊としか言いようがありませんcoldsweats01.gif。しかも、その曲が世に出た1917年など、ロシア革命のただ中ではありませんか!ボルシチどころではないかもしれないというのに。

「弾いている曲のお国の料理が食べたくならない?」

…現に私は、ハンガリーの曲を弾いた時は、パプリカ料理のレシピをみて、作った記憶がdelicious.gif

言語と地理的な関係、 その地域の場所と料理の関係。

勿論、そんなことがレッスンの内容ではありませんがsweat01.gif曲に取り組む期間中に、一度は思いを馳せてみてもいいのかも!bleah.gif

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グルメ,音楽 — 1:21 PM  Comments (0)

ショパンの「子守歌」

ショパン晩年の作品、op57の「子守歌」。

オスティナート(繰り返される)の伴奏形に乗って、夢に漂う様な音響空間の中で、精緻に変奏される右手により、最初は「変奏曲」と名付けられていたといいます。

晩年に何故「子守歌」が作曲されたか。

人は、終焉に向かい永い眠りにつく時こそ、「子守歌」が必要という、ショパンの哲学によります。

ジョルジュ・サンドの親友のオペラ歌手が、生まれたばかりの子供をノアンの館に預けていたから、ごく近くで、赤ちゃんに接する機会はあった様です。

最高峰の傑作群の中に入る、極めて美しい小品です。

磐梯熱海11月11日の紅葉

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感動の音楽隊

週初め、東京に行って来ましたbullettrain.gif
新しく復元された丸の内の駅舎を、外から見たかったのですが、駅の中から内側を一部撮れただけでしたcamera.gif

結婚式話が続き恐縮ですが、この日は衣装合わせ。
着せ替えが続き、帰って来る頃にはヘトヘトでしたsweat01.gif。結局、和装も着ることになりそうです。

さて、先月、「模擬挙式」を観た時に、大変感動したのが、音楽隊です。

オーボエ、チェロ、ヴァイオリン、オルガン、女声、男声の編成で、とても上手くicon_eek.gif、選曲も「だれも寝てはならぬ」で退場したりするので、格好良くて、音楽に圧倒されてその教会式を選びました。心を揺さぶられました。

そこは、ヴァージンロードが長いので、トレーン(ドレスの引き裾)は少し長めのにこだわりましたsmile.gif

宴が始まってからの音楽は、りん先生達のバンド「リトル・ウイング」が担当して下さいますsign01.gif。教室のクリスマス会で演奏して頂いたのが、懐かしいですねhappy01.gif

音楽は、ストーリー仕立ての構想を、膨らませて下さっているとか!楽しみです。

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読書の悦楽

今世紀前半の、フランスの名ピアニストのアルフレッド・コルトーについて書かれたこの本shadow.gif、ずっと絶版だった為、随分前に、上野の音楽図書館で閲覧して内容を貪った記憶がありますbook.gif

白水社から、没後50年の記念復刊で、また手にすることが出来るとは、幸せなことですicon_redface.gif

以前読んだ時は、コルトーが創始者であるエコール・ノルマルでの、「レッスンの注意点」や「生徒の練習について」列挙されている箇所を、興味深く読みましたeye.gif

再び手に取った今は、コルトーの勤勉さや、知識人の義父や妻との背景、政治的な関心を持つ傾向など、他に目が行きましたicon_exclaim.gif

しかしなんといっても、この種の読書の愉しみはconfident.gif、開いたら、別の(過去の)時代の知り得なかった情報と、対話出来る事にありますshine.gif

その辺り、音楽に大変良く似ていますflair.gif

遥か雲の上のcloud.gif偉大な人物にshadow.gif、時を経て、僅かでもふれあうことの出来る喜びheart01.gif

音楽ならば、大作曲家の想いに共感したり、啓蒙されることが出来ますhappy02.gif

本を開けば、古き美しき良き時代の音楽界で活躍する、コルトーの経験を垣間見れるsign01.gif

そういった、音楽と、読書の共通性を感じながら、虫の声を聞き、本を開く悦びを感じた秋の入り口でしたicon_razz.gif

アルフレッド・コルトー」 ベルナール・ガヴォティ著 遠山一行・徳田陽彦訳(白水社)

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書評,音楽 — 10:47 PM  Comments (0)

東誠三さんのベートーヴェン最終回

三春交流館まほらで、5年にわたって繰り広げられた、ピアニスト東誠三さんの、ベートーヴェン・ピアノソナタ全曲演奏会sign03.gif

最終回は、16日に行われました。30番、31番、32番の後期3大ソナタでした。
私は、思い立って、車を飛ばし三春へ。途中、緑色に心奪われる阿武隈川の橋を渡り、自分の好きな風景に癒されました。
当日券で、最後の32番のソナタと、最後の最後に作曲されたというアンコールのバガテルを聴きました。

東さんの、音楽への真摯な取り組みと、美しい音色、ベートーヴェンが晩年に到達した崇高な境地に、うっとりと、そしてしみじみと、深く音楽に浸りました。

ベートーヴェンが最期に見ていた世界は、決して世俗的なものでなく、現実とかけ離れた永遠の幸福への憧れともいえる世界。

言葉では表しきれませんが、そういったものを、優れた演奏を通して聴けるからこそ、現代において、古典を再現される価値があるのだと思いました。

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オルゴールの音色と、演奏家の奏でる音楽の違い

ずっと以前に、箱根の富士屋ホテルで、電話の保留音にtelephone.gif、ゴージャスなアンティークオルゴールの音色が使われていた事がありましたnotes.gif

オルゴール館の様な所は、高原などの観光地に良くありますが、そういう所で販売しているCDには、滅多に、音色の数が多彩なものは見当たらなかったので、凄く探した、1800年代〜1900年の華麗なアンティークオルゴールのCDを持っています。

暑くて、金属的な響きが聴きたかった頃、それをかけていましたが、2日もすると飽きます。

それは、やはり所詮「オルゴール」だから…。

思想が無いのです。

試しに、その後、ミッシャー・マイスキーのチェロのCDをかけてみた所、深い音の調べに、心を打たれました。

生徒さん達は、どう思うだろうと、最近レッスン時に、良く比較して感想を聞いています。

小学生から高校生まで、一様に、しっかりした考えを述べてくれました。

「オルゴールは、天国的に綺麗だけれど、人の奏でる音楽は、豊かで、その人の深い感情が込もっている。」「情景が、浮かんで来る様である。」「タンスの様に大きなオルゴールから、聴こえてくる音は、綺麗だけれど、生身の演奏は、一人の人間の独白の様で、真に迫って来るsign01.gif」「マイスキーのCDの方は、演奏が、内側を向いていて、オルゴールは、外側を向いている」

生徒さん達は、思いもかけず、立派な耳を持っていて、堂々と自分の感想を述べれる事に、感心しました。
具体的な曲の感想も、的を得ていて、各々が独特の感性を持ち、非常に嬉しくなりました。
思い描くイメージを聞くのも、興味深い面白いものでした。

生徒さんとのディスカッションは、レッスンを一方通行にしない為にも、時に必要ですねgemini.gif

感想を訊ねる事で、思いがけず、生徒さんの内面に触れた、貴重な瞬間でした。

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佐渡裕さんと、シエナ・ウインド・オーケストラ

先日、指揮者の佐渡裕さんと、シエナ・ウインド・オーケストラの郡山公演を聴きに行って来ましたnotes.gif

長いツアーの最終日だったそうですが、会場では、チケットを買って有っても長蛇の列で並んで入り、佐渡さんの人気ぶりを改めて知りましたwobbly.gif

期待していた通りの熱い指揮でicon_cool.gif、聴衆を惹き込む、その後ろ姿から、指揮者というのは、本当に、人々を引っ張って行くリーダーシップと、カリスマ性(!?)、熱い心と冷静な判断力の必要な、ヒーローの様な素質が必要なんだなと思いましたsign01.gif

会場には、制服姿の中高学生の吹奏楽部員と見られる方達も多く、アンコールの、スーザのマーチでは、「楽器を持って来ている人」「指揮をやっている人」らが舞台に上がれて、オケの団員さん達と一緒に演奏するシーンで、盛り上がりました。

曲目の書いていない、「音楽のおもちゃ箱」というプログラムの一コマでは、佐渡さんが、少年時代に夢中になり、心から愛したという「サンダーバード」の主題歌やtv.gif、青年時代にハマったというEL&Pの名作「タルカス」という曲で、情熱的な演奏を繰り広げられ、「マンボNO5」では、会場を巻き込んでのダンスあり、かけ声(「ア〜〜〜〜ウッ!♪」)ありで、湧き上がりましたnote.gif
トークは、やはり関西弁^^

ダイナミックな指揮を見ながらeye.gif、直後の音を聴くとear.gif、こういう動作からこういう音楽が紡ぎ出されるのかと、興味津々でしたcatface.gif

トランペットの突き抜ける様な音や、ティンパニやパーカッションの、オケを締める爽快なリズムを聴き、たまには、ウインドも良いなあと、真夏のオーケストラを愉しみましたhappy01.gif

佐渡さんについては、(TVにもしょっちゅう出ていますし、大変有名ではありますが)こちらの本もおススメです♪故レナード・バーンスタインと小澤征爾さんに師事。

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日々、感性を磨く事が…(下の方に、生徒さんに伝えたい事)


     [長野 諏訪湖]
遊びの事ばかり書いていますがsweat01.gif教室の夏休みは、12日から17日(金)まででした。

12日に埼玉に行き、八王子に一泊、中央道から大津に一泊。道中、凄い豪雨に遭いましたthunder.gif。後は、京都泊。
帰りは、第2名神、第2東名から一気に戻って来ました。

     [比叡山から、琵琶湖を望む]
今週から本格的に、レッスン開始となりますが、まだまだ暑い…!
何をするのもだるいこの季節、どうぞ行き帰りお気をつけて、レッスンにいらして下さいね。

この夏、特に思った事は、レッスンと一口で言っても、テクニックを除いて、日々磨くべきは、感性、センス、ニュアンス…と呼ばれるものなんじゃないかなという事です。

8/9午前に、駆け足で立ち寄った京橋のブリジストン美術館で催されている「ドビュッシー 音楽と美術」展でも、それを深く感じました。

チラシのルノワールから感じる以上の、センスの良い展覧会!
ドビュッシーに影響を与えた美術の数々が、部屋ごとに時代とテーマを揃えて展示してあるのですが(それ自体は通常の事なのに)何かが違いましたshine.gif

オルセーと、オランジェリー美術館の共同企画。
ドビュッシーに影響を与えたものに、遥か想像を超えたものを感じました。

カイユボットの「ピアノを弾く若い男」が弾いているピアノは、エラール社の♪

生徒さんに伝えたい事として、やはり自分の足で、アートを観て、聴いて、良いものを吸収していって欲しいなと思います。

ただ、音楽にいたっては、なかなか自分でCDを買ったりmoneybag.gif、その都度、親御さんに買って頂くのも難しい面もあります。

そこで、私は、これまで以上に、2学期から、私のCDを貸し出しすることにしようかと思っていますsign01.gif

これまでも大きい生徒さんにはそうしていました。

CDですから、貸し出しに全く抵抗がないと言う訳ではないのですがsweat02.gif、これまでよりもっと幅広い年齢層の生徒さんに、積極的にお貸ししていきたいと思いますflair.gif

CD棚だけが、まだ所狭しと、納戸の中で整頓不足になっているのをwobbly.gifaries.gif、追々片付けますdash.gif

音楽は、本来、言葉では言い表し得ないもの。
沢山聴いて、エッセンスを掴んでいって下さい。

芸術は、自然を模倣したり、感情やキャラクターを表現したり、その時代の様式を反映したりします。

音楽だけでなく、建築や、文学、絵画、舞踏、そして、社会との関わりを、早い内から、繋げて見れる様にしていきたいものですねhappy01.gif

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鍵盤の模様に驚いた浜松のPA

藤先生の出版記念パーティー(前)


ピアノ教室コンサルタント、藤拓弘先生の、出版記念パーティーに行って来ました。(8月8日 六本木にて)

3冊目のご著書となる「ピアノ講師の仕事術 音大では教えない7つのこと」。
白の表紙が、夏の発売らしく爽やかです。
これで、3冊のトリコロールカラーの完成ですねwink.gif

(当教室は、青本p132〜133に載せて頂いております)

新刊で、私が特に印象に残った言葉は、

「ピアノ講師は、ピアノなしでは生きていけません。」

当たり前の様で、なかなか難しいこの事実wobbly.gif
思わず共感せずにはいられない言葉です。

プライベートの充実にまで言及されておられ、
「スケジュールはプライベートからbook.gif」などの見出しにも、ドキッとさせられます♪

「外見は一番外側の中身」という言葉にも、頷いてしまいます。

出版記念パーティーの会場に着くと、音楽の友社の方々や、著名な方々のお顔が見られ、なんだか場違いな所に来てしまったと気後れしつつも、とても心温まる感動の会に参加させて頂けて、本当に良かったなという感想を持ちました。

藤先生は終始笑顔で「ただただ感謝の言葉しかございません。」と、誠実な面持ちで、これまでの道程を語られました。

司会をされた、東音楽器足立センター代表の山口弓枝さん(写真、後列左)が、柔らかな温かい雰囲気で、受付時からもてなして下さり、和やかに、素敵な時間が流れました。

敢えて、20名位の少人数制にされたという濃密なパーティー。
藤先生のご友人の、ジャズピアニスト神田晋一郎さんの、美しい調べの中、

ワイングラスを片手にwine.gif、フィンガーフードが進みます(お話も花が咲きます♪)


写真中央は、ご来賓の京都女子大教授、深見友紀子先生。
左は、ご来賓の音楽ライター、山本美芽先生。
右は、司会の大役を努められた、山口弓枝様。
撮影下さったのは、メール術の鵜飼絵美先生。
(上の全体の記念撮影は、Webデザイナー神尾明子さん)
左2から、ヤヨイ先生、浅岡先生、左余子先生です。

続きは、後ほど!

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「ララバイ・オブ・バードランド」

「ララバイ・オブ・バードランド(邦題:バードランドの子守唄)」は、私の大好きなジャズ曲です。
先日、たまたま、大人の生徒さんが、Jujuがカバーしているこの曲を、プリント楽譜で取って、レッスン曲として弾いていましたnotes.gif

Jujuさんという女性歌手は、私は知らなかったのですが、原曲では、1952年(昭和27年)の作品であるジャズの名曲を、現代でも広く若い層にまで紹介されるという事は嬉しい事だなと思いましたconfident.gif

この曲の魅力は、スイング感のある下降するメロディーから始まり、語りかける様に跳躍する音程が、心を捉えて離さないほど雰囲気のある所、と私は感じていますshine.gif

ぜひ、この曲を今弾いている大人の生徒さんに、聴いて頂きたいのは、サラ・ボーンや、エラ・フィッツジェラルドなどの黒人女性歌手(1950年代)や、クリス・コナー(白人ジャズ歌手)の様な、ジャズ黄金期のボーカルです。
ジョージ・シアリングという盲目のピアニストによって作曲されました。

「バードランド」というのは、ニューヨークのマンハッタン52丁目にあった、有名なジャズクラブの名ですが、ここで、この曲は愛され、ステージの最後によく演奏されたといいます。

私がこの曲を初めて知ったのは、昔、桑田佳祐さんの出ている、夏の何かのCMで、流れていたのがきっかけbeer.gif

パンチの効き具合が格好いいなあと思ったものですhappy01.gif

英語の歌詞の和訳も素敵ですheart.gif

さて、大人の生徒さんが弾き終えた後、次に待っていた小中学生から拍手が起こりましたhappy01.gif

つい身体が動いてしまう、心も沸き立つ、こういう曲も、たまにレッスンで取り上げるのは楽しいですねsign01.gif

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