読書の悦楽

今世紀前半の、フランスの名ピアニストのアルフレッド・コルトーについて書かれたこの本shadow.gif、ずっと絶版だった為、随分前に、上野の音楽図書館で閲覧して内容を貪った記憶がありますbook.gif

白水社から、没後50年の記念復刊で、また手にすることが出来るとは、幸せなことですicon_redface.gif

以前読んだ時は、コルトーが創始者であるエコール・ノルマルでの、「レッスンの注意点」や「生徒の練習について」列挙されている箇所を、興味深く読みましたeye.gif

再び手に取った今は、コルトーの勤勉さや、知識人の義父や妻との背景、政治的な関心を持つ傾向など、他に目が行きましたicon_exclaim.gif

しかしなんといっても、この種の読書の愉しみはconfident.gif、開いたら、別の(過去の)時代の知り得なかった情報と、対話出来る事にありますshine.gif

その辺り、音楽に大変良く似ていますflair.gif

遥か雲の上のcloud.gif偉大な人物にshadow.gif、時を経て、僅かでもふれあうことの出来る喜びheart01.gif

音楽ならば、大作曲家の想いに共感したり、啓蒙されることが出来ますhappy02.gif

本を開けば、古き美しき良き時代の音楽界で活躍する、コルトーの経験を垣間見れるsign01.gif

そういった、音楽と、読書の共通性を感じながら、虫の声を聞き、本を開く悦びを感じた秋の入り口でしたicon_razz.gif

アルフレッド・コルトー」 ベルナール・ガヴォティ著 遠山一行・徳田陽彦訳(白水社)

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Filed under: 書評,音楽 — 10:47 PM
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