湯山昭さんのピアノ曲集「こどもの国」の中に、『レーシングカー』という曲があります。
この曲を譜読み中のある男の子の生徒さんとのレッスンで、もうなんとかお尻をたたかないと発表会に間に合わないー
!と苦肉の策の会話です。
レーシングというより、ドライブのスピード感さえあやうい現在・・・いや、散歩か・・
さて、甘えん坊でわんぱくぼーやちゃんとの会話
。
「ねえ、
くん。ちょっと想像のゲームしよ。
例えばね、
くんが20歳だったと想定します
彼女にしたい女の子
をDateに誘いました
。。
車を運転して目的地(何かのグループのコンサート会場)に着かなくてはならないの。初めて行く場所なのに、ナビも壊れています。地図ならあるのね。それはこの楽譜♪となりに彼女を乗せて、さあ〜、GO〜
」
わけのわからないシナリオを作りました。車の運転なので、とりあえずハタチ位に設定。
「ね〜先生、それなんなのさー
」ニヤニヤしながら、乗り気です。
「えー、マジ、ほんとにやんのー
?」
「そうだよ!」
「となりにいるのは、先生じゃないからね。道に迷ったら誰に聞く?近くを通りかかった人とかに聞く?彼女に聞く?それとも事前に下見して来る?」
「聞かね〜よ
。おれがなんとかするに決まってっしょ。事前に下見とかするかもしれないし。」
「ほう、かっこいいじゃん
」
よったらと弾き始めました。
「んー、そのスピードでは間に合わないかな〜
」
そして、いつもの何倍もの真剣さで楽譜を
睨み、普段の何倍もの速さで弾きました。
数小節ごとに、私に「ここ、どうするの?」と聞く事を一切しなかったのです。いつもの「わかんねえ
、もーやだ
(逆切れか!)。」も一切言わなかったし!
「ねえ、左手もまさかこんな風にするの?
」
「(うひ、シメシメ)うん。そうだね!今度は、○○町の、美味しいお店に、彼女が勝手にランチの予約を入れちゃったんだって!でも、服で迷って、出発が遅れちゃったのね。さあ、連れてってあげよう! 言っとくケド、その子は、まだ
クンの彼女にはなっていないんだからね」
「わかったって。
」
弾いている途中、次の時間の子が入って来ました。
「ちょっと、今、いい所なんだから。。」
と、弾きながら、その子に言う
くん。
「ねえ、来週もこれやるの
」
とニヤニヤして帰って行きました
。