タンゴ・デ・マラガ
以前、フラメンコと(社交)ダンスを習っていた時期がありました。結構何年かやっていました。音楽は、歌の要素、踊りの要素、色々絡み合って出来ています。と、いう訳で、ピアノの為に習っていました。
特に、ワルツなど、いくら「ウインナーワルツは、2拍目を少し引き延ばすのが特徴」ということであっても、実際に踊った体験からなるほどと体得したこともあります。ワルツのリズムを身体で感じて欲しくて、生徒さんとレッスン室で踊った事もあったなあ。
本当に様々なものを踊りました。ルンバ、サンバ、タンゴ、パソドブレ、ブルース…(←簡単な級まで取りました)。また、フラメンコでは、3拍子、4拍子、6拍子と多様でしたが複合拍子も多く、11拍子(!?)というのもありました。強くサパテアード(釘の打ってある靴底を踏み鳴らす)する所は、音楽でいうと強拍にあたります。スペインの花祭りで2人組で踊られる「セビジャーナス」、キューバのリズムを取り入れた優雅な「グアヒーラ」、それから、タイトルで書きました「タンゴ・デ・マラガ」(マラガはピカソの故郷)は、哀愁漂う曲調でした。準備体操では、アルベニスのニ長調の「タンゴ」のフラメンコギターバージョンが流れていました。
スペインの作曲家アルベニスの「スペイン組曲」には、「グラナダ」「セビリア」「カディス」「キューバ」など、フラメンコやギターそのものの雰囲気が溢れていますね!弾いてみても、やっぱりこのリズム感は捉えづらい。。スペインの大御所女性ピアニスト、ラローチャの引退直前に聴いたスペインものの風格と気品ある演奏、素敵だったな〜。
余談ですが、フランスのサルコジ大統領の前夫人は、アルベニスのひ孫さんなんですってね