没後70年 三木宗策の世界展

IMG_6338
郡山滞在中、郡山市立美術館で12月23日まで開催されている、木彫家・三木宗策氏の展覧会に行って来ました。
神社仏閣に祀られた尊像などが一同に会していました。

「力強さと優しさを併せ持つ」といわれる作風は、仏像から表出される精神的迫力だけでなく、親しみをも感じさせ、織姫と彦星のようなロマンティックな作品では、流れるようなたおやかさで別れの情緒をたたえていました。

高村光雲門下の山本瑞雲氏に師事するため、16歳で郡山から上京。
木彫の修行は非常に厳しく、先生宅に住み込んで他の弟子と一緒に生活し家事雑務をこなしながら、師匠の仕事ぶりを見憶えていくやり方でした。
道具や材料の扱いに慣れる事から始め、いろいろの紋様を平面の板に彫る「割り物」の稽古から、今度は大黒様、恵比寿様というように稽古し、模刻を繰り返して覚えたそうです。(三木多門氏著「三木宗策の木彫」より)

展示室を歩き進むに従って、驚いたのは、こちら「西王母」という作品です。
IMG_0238

ずっとずっと、実家の居間に有った、この「西王母」
4年ぶりの再会に度肝を抜かれました

三木宗策氏は、祖父の姉の御夫君。
この仏像は、曾祖母へ長寿を祈念して贈られた作品です。
中国で、蟠桃は不老長寿を表します。
今でいう、アンチエイジングでしょうか!!?

今では叔父の手元にあるこの作品。震災後、鮮やかな彩色に修復されて、まさかこのような形で再会するとは思わなかったけれど、ちょっと寂しい気持ちで、美術館を後にしました。
IMG_6343 IMG_6341

幼い頃、田端の三木家を訪れた際、三木のおじさんはとうに他界していましたが、残されたアトリエから漂う、粛々とした精神的な雰囲気を嗅ぎ取ったものです。

彫像ってすごい!!描くもの(主に仏様)の境地まで、自分が昇っていかなければ、描ききれるものではない…と思った、展覧会でした。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

伸び〜る、伸びる

もうこんなに寒いのに、甲府の家の庭は、まだ青々と草が生い茂っています。

先週のように、留守が長かったり風邪気味だったりすると、庭を見るのがいやになるほど、肥沃な土壌っぷりを示してくれます(笑)
IMG_0195

こんなに立派な白菜が育つ、山梨の土壌の豊かさや、農作物を上手に育てることが出来る方々には、ただただ尊敬の念を抱きます。

家の草むしりも、ここ二日がんばっていますが、思うように進まず、ピアノの練習のように時間を決めてその間は粘って外にいます。

年間を通して、むしってもむしっても、次から次へと違う植物の種が飛んで来て根を生やしてしまいます

今日は、むしりづらい生え方に、もう諦めようとさえ思ったところ、釜で「ココ掘れワンワン」方式で、砂利の下の根っこを取る事が出来てスッキリ!

なんでも、ねばってみるものですね〜

と言っても、草むしりはまだまだ終わりません(冬なのに

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

いつまでもお元気でいらして頂きたい恩師

11月15日。
音大受験の時にお世話になった恩師、奥田先生の演奏会を聴きに参りました。
IMG_6332
関連記事「二人の恩師」(クリックすると過去記事に飛びます)

「黄金時代を回顧した日」(クリックすると飛びます)

※実際に、その後、長年レッスンを受けた師匠は、森原先生と仰いまして、私が昨年度、再度、別科にて武蔵野音大にお世話になった際にもご担当下さった別の恩師です。

その頃、奥田先生は、もうご退官され名誉教授におなりになっていらっしゃいましたが、土曜日に、お孫さんを大学の音楽教室にお連れになっていらしたので、学生ホールなどで、何度もお目にかかり、先生のお宅にも数回お邪魔させて頂きました。

20年近くもの間、器楽学科長という(有鍵楽器・管・弦・打楽器、全ての器楽の先生方を束ねられる長)重責を担われ、大学の附属音楽教室の主管もされていらっしゃいました。2年前には、叙勲もお受けになられました。

IMG_0087

ピアノ科が一学年500人在籍していた時代ですから、それは素晴らしい音大時代でした。
責任感のお強さ、深い愛校心、公平で面倒見の良い姉御肌気質をお持ちで、和の心を尊ぶ素晴らしいリーダーシップで多くの方々に慕われる奥田先生には、お声をかけて頂くだけで、深い安心感を得た私でした。

今年になってご無沙汰致しておりましたが、いつも11月に短いプログラムで、ソロの曲を発表されていらしたので、先日、おうかがいしてきたのです。
IMG_6331_4
プログラムは、日本の歌の連弾もありましたが、
ソロでは、ショパンのマズルカより、op33-4、op7-1、op7-2。
ワルツより、op69-1、op34-3。

男性的ですらあるマズルカの大胆な表現、パッションがお身体から溢れ出てくるような、生気に満ちた演奏でした。

会場のマイクが客席の補聴器に反応してしまうアクシデントがあったにもかかわらず、大変集中され、暗譜も演奏も一糸乱れぬ集中力で音楽に没入され、先生の本質的なお強さを感じました。

「(補聴器のお客様も)付けて、聴きたいと思われたのでしょうから。」という寛大なお優しいお心!

曲中、特にマズルカop33-4は、ショパンがサンドと出逢ったころに書かれ、印象的なテーマと充実した内容の、マズルカの代表的な作品の一つで、大変楽しみにしていました。

高校生の時に、地元の先生と、私の父と、同門の友達と一緒に、初めて先生のお宅にお伺いした日のことが懐かしく思い出されます。

そして入った、幼い頃から志望していた大学で、私にとっては最高の4年間が送れたわけです。

本当に感謝の念に堪えません。

私の大切な先生方、HPのプロフィールには実名で載せさせて頂いておりますが、ブログには、イニシャル等で記載させて頂いておりました。しかし、音楽の道を開いて下さった大事なルーツであり、この度は実名とさせて頂きました。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

疲れも吹っ飛ぶ、魔法の言葉

IMG_0148
今週は、殆ど郡山に行っていました
レッスンの中で、大人の生徒さんが、バラード一番を暗譜で通して下さった快挙(最初の Cの音(ド♪)から、既におっ!と思いました)がありました。とても集中なさった真摯な素晴らしい演奏でした

中学1年生が、いつもよりワンランク上の曲を、一回でスラスラ譜読みして来てくれたことも嬉しく、これまであまり譜読みが得意なほうではなかったから、本人が「やった〜、今日は今までで一番良く出来た〜!」とすごく喜んで、
「池田先生が、せっかく遠くから来てくれているから、譜読みがんばってこれてよかった!」
と言ってくれた言葉が、すごく嬉しかったです〜

忍ばせて行った、指使いを書き込んだ譜面など、心配いらなかったみたい♪

夜なので迎えに来られたお父様にも、心からお嬢さんのピアノを褒めることが出来、お父様も満面の笑みが溢れ…また嬉しくなってしまいました

IMG_0126
(3回連続同じ服で登場…

IMG_0143 IMG_0134_2
お花やケーキは母からです。ちょうど誕生日でしたが、(どうしてこんなに?)と尋ねると、「いつまで祝ってあげれるか、わからないから・・・」と淋しい言葉が。長生きしてね

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

しょうこ先生の笑夢ホールでの、遠藤操先生の「シニアのレッスンセミナー」!!

昨日11/19(木)は、ますこしょうこ先生の笑夢ホールにて行われた、
遠藤操先生による、「今こそシニアのレッスンを!シニアのレッスンから広がる教室経営」セミナーに行って来ました

IMG_0160しょうこ先生のお宅に伺うのは初めてで、素敵な用水路の前を通りすぎたりしながら到着。すでに賑わう玄関では、しょうこ先生が笑顔で「敦子さん〜♪きのう、結婚式の記念日だったでしょ!!」と迎えて下さいました

08814ccf

中に入ると、セミナー前の操先生が「山梨から参加って、あつこ先生だったのね〜!」と声をかけて下さって嬉しかったです。

とても楽しみにしていたこちらのセミナー!!
IMG_0166

2000年からシニアグループレッスンを始められ、15年のご経験に基づいた素晴らしい内容のセミナーでした。
つねに10年先を見据えていると仰います。

募集についてや、どんな場所で行うと良いか、どんな楽譜を使用するか、子どもとのレッスンの違いや心がけ、シニア世代との触れ合いの魅力を、要点を押さえわかりやすくお伝え下さり、操先生らしい爽やかな魅力たっぷりの充実した講座でした。
o0480027013488958480-1

実際のレッスンの模様を映像で観せて頂いて、ご年配の方々の真面目さ、誠実さに沁み入るものがありました。

シニアピアノレッスンのセミナーに足を運ぶのは実は2度目なのですが、人生経験を重ねた方々の人格の成熟に接しられるという点が、非常にこの年代のレッスンにおける魅力だなと思っています。

迫り来る2025年問題に向けて、本当に色々変わっていく世の中に合ったことを考えなくてはなりません。
IMG_0180
お昼は、美味しいサンドイッチやケーキを頂きながら、具体的な質問会となり、色んな体験談もお聞き出来て、これまた有意義なランチタイムとなりました。
o0480036013488958562-1

今後への夢膨らみます

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

セミナー — 4:43 PM  Comments (0)

今年一番の収穫

今年一番の収穫!
それは、ピアノに関係のない、二つの資格を取ったことです
一つは、保育関係ですが、もう一つは介護
IMG_0074
(お一人入れ替わっているので、二枚出しますね♪)
IMG_0073
92時間一緒に介護の勉強をしたお仲間と、認定試験合格を祝う会!12人のクラスでした♪

私は、いつの日か、母のお世話をしたいとか…、ピアノ以外のもっと実際に人に役立つことを覚えたいとか、色々思うところあって勇気を持って受講しました

それはそれは、過酷(!?)な実技!!
シーツの三角折りなど序の口で、ベッドから起き上がらせる、歯磨きや洗髪、食事を食べさせ合ったり、衣服の着脱や車イスでの移動、果ては入浴(フットケア)、排泄まで、実技が続いた時期は、ヘトヘトでしたが、すごく充実していました

とまどうことばかりで、みんなすごく出来るのがまぶしくて
これまで、音楽の仲間が多かったけれど、とっても大切な経験ができた気がします。

からだに実際に近くで触れる、一緒にあれこれ手順を考える…そんな密度の濃い触れ合いの中で、クラスの方達と日に日に親しくさせて頂きました

あったかい優しさを持っている方たちばかりで、本当にいいクラスでした〜

甲州弁をじかに聞きながら、毎回お弁当食べながらおしゃべりしたり、楽しかったなあ〜♪♪

また定期的に集まって、懐かしい話をしたり、これからのことを語ったり、お付き合いが続いていくのが楽しみです

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

日々のこと — 12:55 AM  Comments (0)

大人の方向け曲のご紹介「ヒースの茂る荒れ地」

ドビュッシーの前奏曲集第2巻の「ヒースの茂る荒れ地」。
heide-261142_1920
スコットランド、泥炭の農耕に適さない土に広がる、ヒースの花。
ヘザー、または、日本ではエリカとも呼ばれます。

静けさの中に、ヒースの香りが匂わんばかり…、そよそよと風にざわめく音も聴こえてきそうです。肝心のヒースの香りを私は知らず、その香りがすると言われる、「ハイランドパーク12年」を嗅ぎます。
IMG_0064爽やかにほのかに甘い花の香りがします。

フランス人女性作曲家タイユフェールの「フランスの花々」に出てくる花達より、ハーブ臭はないものの、ハーブ系の香りも漂います。

ヘミングウェイの「移動祝祭日」の中で、パリの街が寒くなったから、しばらく山岳地帯の麓の山荘に夫婦で籠り、帰ってくるとすっかり街は冬に順応し、「良質な薪や石炭が売られ、石炭粉を卵型にこねたものを暖炉で燃やした」というくだりがあります。
IMG_0067

おそらく、ドビュッシーの晩年と時期が近い。
彼は、妻エンマの豪奢な暮らしぶりの為、生活費のために、「前奏曲集」をポピュラーな調子(親しまれるように)で編んだのだから、この曲集はよく売れたと言います。
薪を燃やしても煙突そのものが冷えていては、空気の通りも悪く、部屋中が煙に包まれたりする不便さを想像することも、また一興と言ったらその時代に悪いけれども、曲と仲良しになれるかもしれません。

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

音脳リトミックの「音育児講座」に参加して来ました!

9日の月曜日、音脳リトミックの「音育児マイスター講座」を受けて来ました!今回は、単発講座です。
墨田川にかかる橋を渡って会場に向かいました。
o0480036013479662320

音脳リトミックは、かねてより興味がありました

北九州市から、金子栄美子理事がいらっしゃり、イメージの世界、五感をフルに使った、感性のリトミックをご紹介して下さいました

シュタイナー楽器でもあり、音楽療法でも使われる「ライアー」の繊細な弦の音に、小さなお子さん達も、集中力を高めるそうです。
障がいのある方や、終末期医療の現場などでも心的効果があるとのことです。すっかり、ライアーのかそけき響きに癒されました
glyre

ライアーの持ち方は、こんな感じに赤ちゃんを見る様にと、教わりました
IMG_0063

私は、震災の前年にリトミック研究センターの方で初級(3歳児の指導)を取り、その後のレッスンにとても役立っていますし、今もずっと、小さい生徒さん方は、本当にリトミックの要素を取り入れてレッスンするのが大好きなので、もっと生徒さんを楽しませられたらいいなと思っています。

o0480064013479582961
音脳ピアミックの様子♪
「とおんちゃん」という可愛いキャラクターにも出会え、2歳児の指導に触れることが出来ました!
img_photo-03

右脳を使うことは、そのあと、ピアノ演奏においてもイメージを持てるお子さんになるのではないかなと、リトミックの良さを沢山感じてきました♪♪

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

習って3ヶ月で両手に

夏から始めた7歳さん、はしょったりしないでコツコツがんばり、今では両手の本に入りました
関連記事「はしょらずに進めたい大切な導入期」

そのお子さんの良いところは、自分から率先して、教室に置いてある打楽器類にも挑戦したり、前の週にやって出来なかったところは、翌週も翌週も、ねばって出来るまでがんばるので、「ついには出来る!」ところです。
お手玉でも、自分で弾きたかった「ねこふんじゃった」でも、お歌でもそうでした
これはなかなか出来る事ではありません

また、さりげなく渡しておくワンランク上の曲も、知らない間に練習して来てくれて、仕上がります。
小さな内から、予習や復習の大切さが自然に身に付いているって、素晴らしいですね!

100マス塗りで、何度も弾くのが楽しくなったようです。(この画像は、他のお子さんのですが、こういう塗り絵。ちょっと柄は古いかな…参考は、2010年8月2010年9月のブログをどうぞ。)

untitled

お母様いわく、「わざわざ、ピアノから遠くに紙を置いて、弾く度に塗りに行くのを楽しみにしている」のだそうです。
とっても几帳面に塗ってあります。
コツコツ楽譜を押し進めていく作業を、塗り絵が助けてくれたわけです

甲府は、今でこそ寒いですが、10月末までは暑い日もあり、ノースリーブのワンピースで来てくれた時には、びっくりポンでしたが、今は、反対色のカーディガンなどお洒落にはおっている小学生。

ピアノを小さい時から習っていると、華のある女の子に育ちますよ

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

3歳児さんのお気にいり…!

習い始めて半年経った3歳児さん、ピアノを弾く音も、とてもしっかりして来て、5指の動きも、少し複雑なものでも出来るようになりました!    関連記事「やわらかな感性〜幼児さんのレッスン」

けれど、リトミックが大好きなので、この間は、ケーキ屋さんごっこと、動物のお散歩のリトミックをしました

いつもは、レッスンの時は、ペアの犬のぬいぐるみを引っ込めておくのですが、その日は、動物のリトミックだから出しておいたところ、初めて会った、ペルルワルルがとっても気にいってくれたご様子でした 男の子なので、黒い「ワルちゃん」が好きみたい

今週は、2匹はお洗濯機でキレイキレイして、お待ちしています〜

そんなわけで、「ペルルとワルルのご紹介」を過去記事から…。

2012年10月17日の記事 「ほのぼの日記」

↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓


ピアノに関係のない記事を2つほど。かなり、ばかばかしいかもしれませんcoldsweats01.gif
私室のお気に入りソファの上が定位置の、ペルルという白いぬいぐるみに焼きもちをやいた旦さま。
以前から、「ワルル」というのを飼う(買う)と言い張っていましたsweat02.gif

そして先日、とうとうニューオータニで買って来たワルル。ペルちゃんと同じお花のお店で、2,000Yenしませんでしたtulip.gifhouse.gif

ペルのライバルとして、連れて来られたワルル。最初は、ベルリンの壁(?)を挟んで対立していたもののbomb.gif

知らない間に、2匹は仲良しになっていましたicon_redface.gif

ワルルは、バッグなのですが、「どうして、持ち手がないの?」というペルとの会話にも、吹出してしまいましたsweat01.gif

にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村