「スペイン組曲」リズムの謎
上原由記音先生の「スペイン組曲」のコンサートに行って来ました。
前半がレクチャー、後半が演奏でした。
レクチャーでは、映像を観ながら、スペインの窓に施してある細かい模様が、曲のモティーフにちりばめられている事など、視覚からも、音楽を理解していく一助となるばかりか、これ無しでスペイン音楽は語れない、ギター演奏もあり、雰囲気の掴みやすいご説明でした。
クラベスを使っての、裏拍にアクセントを感じる拍の取り方が、大きな収穫となりました。

演奏は、アリシア・デ・ラローチャに師事なさった上原先生の、ビロードの様ななめらかさと大らかで美しいタッチ、スペイン音楽の魅力を溢れるばかりに表現され、魅惑的な演奏でした。
写真は、お食事の時に、一緒に撮って頂いたものです。
演奏時は、エメラルドグリーンの海の様なドレスに、エメラルドの宝石が美しさを際立たせておられました。
「カディス」は音が少なくてまとめにくい事や、「キューバ」のリズムの取り方など、お食事のテーブルを隔ててお隣という幸運に与り、お話しを伺いながら、「今度どれかを弾いてみてね!」と、優しく励まして下さいました。

女優の岸恵子さんにも似た上原先生は、本当にチャーミングな方!「スペイン人みたいだから(スペインものが合う)」とスカウトされ、その方向に進まれたとか♪
お隣を良い事に、個人的に気になっている「暗譜の方法」など、ご助言まで頂きました。

終戦時にスペインに赴任していらした元在スペイン日本全権大使ご夫妻が、気品溢れる物腰しで、穏やかなお言葉を交わされました。目が合った時に、ニコっとして下さったんです^^
カワイ音楽振興会理事や、西洋音楽史の教授など、素晴らしい方々の集う会に参加させて頂けて光栄です。



メインのお肉は撮り忘れましたが、繊細なフレンチで、格の高いお店でした。
演奏会は、客層が大事といいますが、優雅な雰囲気に包まれた昼下がりでした。



