新年、明けましておめでとうございます。
新年、明けましておめでとうございます!
2017年が、皆様にとりまして、幸多い一年となりますよう、お祈り申し上げます。

ピアノのレッスンは、年々、低年齢化(ごく小さい内に習い始め、小学校高学年で塾に行き始めるころに、取って代わる)の現象も見られますが、おもちゃとしてのピアノでなく
、長い眼で見て、音楽の文化的な価値のわかる学生さんに一人でも多くなっていって頂けたら良いなという抱負を持っております。
それは決して、音楽を専門的に…という意味ではありません。
継続した努力のなかで、甘いものと苦いものを両方経験していくことにはなりますが、工夫して、私達が子どもだった頃よりは楽しいレッスンを心掛けていきたいと思います。
私の生まれた1970年代は、まさにピアノ産業は黄金期。工夫の凝らしたレッスンばかりだったとは思えませんが、音楽好きが非常に多くいた時代でもあります。

音楽だけが価値とは思いませんが、古く中世からの音楽の価値を、私自身も研鑽を怠らず、大切にしていこうと思っています。
郡山に腰を落ち着けた生活を手にし、ピアノや本に向き合う静かな時間も持っていきたいと、心新たにするお正月です。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます![]()
イェルク・デームス先生、88歳のバースデーコンサート
12月2日、横浜のピアノクリニックヨコヤマさんで、88歳を迎えられたイェルク・デームス先生のバースデーコンサートが開かれました![]()

引越しと引越しの狭間で、南万騎が原までは遠かったですが![]()
、1905年製のブリュートナーのジュビリーモデルを弾かれる巨匠の演奏が聴きたくて、出かけて行きました。
お店にギュウギュウ詰めの聴衆の見守るなか、終演後ケーキをほおばるデームス先生![]()
ブリュートナーの真価を聴きたい、という目的もありました。
ウィーン郊外の別荘に、古楽器もたくさん所有されて(通りの名前も「プロフェッサー、イェルク・デームス通り」だそうです。)
その精緻な指で奏でられた、珠玉のショパンの「子守唄」をCDで聴き、この日のプログラムにも入っていましたが、残念な事に、それはバラード4番に差し変わったものの、
前奏曲集や、自作の作品から、「ピアノとはこういう音だ
」という、本物の巨匠の音を聴く事が出来て、幸せな感動がありました![]()
奇をてらわない自然な音が立ち昇り、森のなかに入っているような澄んだ空気の漂い。涙が出る以上に、心から腑に落ちる世界が広がりました。
アンコールでは、自作のソナタ「ショパンへの追憶」から、第3楽章「ラブソング」を歌曲に編曲されたものを、お弟子さんの阿久津麻美さんがソプラノで独唱されました![]()
一度聴いたら忘れられない甘美なメロディー、今もいつも頭の中に流れます。
阿久津さんのお声は、エリー・アーメリングのような抜けの良い透き通るソプラノ。
こちらのお店の代表の横山さんは、抜けの良い音のタンノイのスピーカーもお持ちで、デームス先生の音楽のキーワードのなかには、「抜けの良さ、澄んだ声」があるのかなと感じました。
ピアノクリニックヨコヤマさんには、ヨーロッパのメーカーの、アップライトを越える別格のアップライトも沢山展示してあり、ブリュートナーの第2ブランドである「ヘスラー」のコスパの良さ、音色の心地良さは魔法のピアノのようです![]()
小学生でも、買われて行く様子を見たことがあり、幸せなお子さんだと思ったものです![]()
美しい一夜のあとは、

横浜線に乗り継ぎ、延々と八王子まで、、![]()
とうとうギブアップし、仕事帰りの主人に八王子まで来てもらい
、甲府に着いたのは夜遅くでした![]()
木のぬくもり〜Bピアノ教育研究室
時間をかけて丁寧に作られた邸宅には、時間をかけて作られたピアノが似合います。

先日、小岩のBピアノ教育研究室で、極上の文化の日を過ごしました![]()
木漏れ日の差し込む地下のレッスン室に据えられた、都内でも珍しいブリュートナーに出迎えられました。
ライプツィヒ生まれのこのピアノは、ドビュッシーが1905年、エンマとの駆け落ちの年に購入したエピソードもあり、アリコートと呼ばれる4本弦が張られた高音部がとても澄んだ響きがします![]()

大竹道哉先生を兵庫からお招きしての、サロンコンサート&公開レッスンが開かれていました。
温かな木のぬくもりと、音域により様々な楽器のような音質を持つ、ブリュートナーに合わせてのプログラムのなか、やはりとりわけ、ドビュッシーがぴったり!「アナカプリの丘」の高音の抜けの良さ、「雪の上の足跡」のしっとりした足取りは孤独の厳しさは緩和され、「デルフィの舞姫」の浮遊感、楽器の特質と対話されながらの説得力ある演奏を堪能しました。
神奈川県横須賀市のピアノ・ソルフェージュ教室ミュージックサロンカンタービレ(cantabile)♪主宰の望月和先生から、Bピアノ教育研究室様へのご縁を繋いでいただき、公開レッスンにも参加することが出来ました!

大竹先生の指導コンセプトは、奏法を定説とは別の切り口からアプローチを探るということで、大変勉強になりました。

終了後は、お2階のメインダイニング&リビングで懇親会![]()
![]()

美味しいお料理とお酒に舌鼓をうちながら、演奏活動をされているピアノ指導者の方や、ピアノをこよなく愛する方々と、「大人の休日」を過ごしました!

昭和20年代のヤマハでは、大竹先生は、「月光」を披露されました。


私の手にしているのは、「開運
黄金羊羹」![]()
![]()
望月先生のご主人様の会社の羊羹を頂きました![]()
みずみずしく滑らかな餡子のお味に一気にファンに
年末に「栗きんとん」を注文させて頂きましたよ♪
長時間聴いていても耳の疲れないブリュートナーを囲んでの集い、愉しかったです。
郡山で、私もこういう催しをしたいです
♪
素敵なCDが届きました

移動しながら最新のレッスンについて学べる、(株)リーラムジカ 藤拓弘先生のCD教材!
いつもは月の始めに届くはずが、月の半ばに何だろう!?と包みをあけると、
「ピアノ講師ラボ スペシャルCD2毎組」を、会員限定でプレゼントいただきました!
すごく素敵なジャケットデザインで
、空色の背景に、色が混ざって美しいト音記号に音符たち![]()
CDには、15名の著名なピアノの先生の対談の肝の部分が、収録されています。
特典が5つある秋のキャンペーンが月末でしめきりだそうです![]()
思いがけず、素敵なCDを手にし、また良いレッスンへのやる気が湧いてきますね![]()
「さくらんぼの実る頃」

「さくらんぼの実る頃」というシャンソンがありますが
、
まさに今、旬の季節です。
先日、さくらんぼ狩りをして、口の中いっぱいに、甘酸っぱい味が広がり、満足げな私です![]()

南アルプス市の、お友達のさくらんぼ農園。
白根フルーツ農園さん。 無農薬栽培です!

さくらんぼを育てるって、すごく手間がかかりそう![]()
雨があたると、果実に水分が吸収されて、実が割れてしまうから、このお屋根が守ってくれるそうです
梅雨も吹き飛びますね![]()
樹高が高いから、大変そう!
さくらんぼが、高嶺の花の果物のワケが少し分った気がします。
とくに美味しいお気に入りの木を見つけて、夫婦でパクパクしていたら
、別のお友達にも遭遇しました〜![]()
この日は、この後、白州の方に足を伸ばし
、尾白温泉へ![]()
有馬温泉型の赤いお湯。温泉の成分の濃度が通常の30倍だとか!
フォーレのバルカローレと神谷美恵子さん
全13曲からなる、フォーレの舟歌(バルカローレ)は、36歳から76歳までの40年間に渡って作曲されています。
このところ、車の中で、よく通して聴いていました。
6番くらいまでは、みずみずしい煌めき、グノー=マスネティックなサロン風の名残りもみせつつ、フォーレにしか出せない香気があり、よく聴いたり、弾いてみたりしていました。
でも、晩年の12番とか13番の味わいも、とても胸に沁みます。
装飾性を一切排除した、その清澄さ、朗らかさは、
色や飾りのない世界へ、これから旅立つことを知っているからなのか、
枯淡の平明さ、あたたかみが滲み出ています。
”末期(まつご)の眼”で見ると、いつもの当たり前に在る風景が、どんなにか美しく映ることか、と想像します。
ふと、神谷美恵子さんの日記(角川文庫)を以前読んだ時のことを思い出しました。
本当にお若い頃から立派なことを考えておられて、あれこれ悩まれた考えの経緯を仔細綴られているものだなと読み進めていくと(25歳〜65歳)、晩年の数年は、日付けも間遠になり、内容も具体的なメモのように簡潔になったと記憶しています。
フォーレのその2曲は、どちらも長調ですが、惜別の明るい調べは、なんとも胸に響きます。
晩年の作品は、耳に心地よいだけでない、拮抗する表情もみられます。推し量ることの出来ない、人の「晩年」を想う時間でした。
ピアニスト上原由記音さんリサイタル
5月30日は、スペイン音楽のスペシャリスト、ピアニスト上原由記音さんのリサイタルを聴きに、上野の東京文化会館へ参りました![]()

今年、没後100年を迎えたグラナドスの、「ゴィエスカス」全曲と、「わら人形」での演目でした。
「ゴィエスカス」は、グラナドスの最高傑作で、絢爛豪華なゴブラン織りのような、華やかな作品です。スペインもの特有の、華やかな中にも暗い宿命のようなものが漂います。
第一曲「愛の言葉」から、第6曲までの組曲で、難曲で、しかも暗譜が非常に難しいことで知られています。
私は、この曲を20歳の頃に、ルイサダのCDで初めて聴いて以来、好きな曲の一つです。好きだけど手が出せない曲です。
上原先生は、アリシア・デ・ラローチャの薫陶を受けられたというご経歴で、フェイスブックでのご縁で、お誘い頂きました。
ゴヤの絵に出てくる女性の着ている衣装を再現された、ワイン色にバラのモティーフ、パゴダスリーブに、ドレスの丈を少し短くされた美しい衣装をお召しになり、可憐なご容姿と相まって貴婦人のようでした。
第4曲の「嘆き、またはマハと夜鳴きうぐいす」での、美しく繊細なうぐいすの鳴き声の表現、第5曲「愛と死:バラード」や第6曲で、本来のテーマが絶え絶えに回帰される様子など、ハッとする印象深い音色と装飾芸術の輝きを放つ演奏でした![]()
演奏への、前向きなご姿勢が貫かれていらっしゃいました。
ゴヤの描く、愛の駆け引きにドラマ性を感じた一夜でした![]()
スペインものは、まだ私にはわからない部分が多いですが![]()
東京文化会館の内装は、原色の赤と黒、そしてゴールド、コンクリートの打ちっぱなしに映える、斬新なデザインです。
演奏会場の内装も、行く先々によって様々な愉しみがありますが、これから始まる「音楽」への予感、ワクワクした気分を掻き立てられ、特にこの日は、演目とピッタリ合っている様に感じ、つい目に留まりました![]()
![]()
浜松の楽器博物館(3) 鍵盤楽器
浜松の楽器博物館Report、いよいよ最後を飾るのはピアノです![]()
![]()

上記の楽器、譜面台が奥にも見えますでしょ♪
これは、1925年製プレイエル社の「2台ピアノ用」ピアノなんです!
共有している響板の中に、こんな風に弦が張られています。

あとから、CDでミヨーの「スカラムーシュ」を聴きましたが、すごくボリュームのある音で、迫力がありました!
現代では、2台ピアノの演奏は、ピアノを2台使用しますが、同一楽器ですと、響きの融合が半端ないです。
こちらは、グロトリアン-シュタインヴェーク 1885〜1890年製。

現代のピアノにかなり近いアクション構造を持ち、柔らかい透明感ある音色が特徴です。
シューマンの妻、ピアニストのクララ・シューマンが好んだピアノだそうです。

こちらのCDで、ブラームスの曲と大変合っていました。
所で、ブラームスの曲には、ホルンが重要な役割で登場しますが、当時の「ヴァルトホルン」に愛着を持ち、サークルにも入っていたとか!
ナチュラルホルンも博物館に所蔵されていました。
お次は、プレイエルと並ぶフランスの2大ピアノメーカー、エラール社の1874年製。

ピアノを発明したイタリアのクリストフォリの楽器。1700年頃。

装飾の美しいチェンバロや、フォルテピアノ

モーツアルトの時代のスピネットやハープシコードもありました。

黎明期から発展期までの代表的なピアノが網羅され、文化の爛熟を感じることが出来ます。往年のピアノは、今のオーソドックスなものよりも、豊かな余裕を持ち、それが、多くの素晴らしいピアノ作品が生み出された理由なのでしょう。

駅前のアクトシティー浜松の斜め向かいなんですね。
さすが、楽器製造の街、浜松!!
浜松市楽器博物館サイト



































