浜松の楽器博物館(3) 鍵盤楽器
浜松の楽器博物館Report、いよいよ最後を飾るのはピアノです
上記の楽器、譜面台が奥にも見えますでしょ♪
これは、1925年製プレイエル社の「2台ピアノ用」ピアノなんです!
共有している響板の中に、こんな風に弦が張られています。
あとから、CDでミヨーの「スカラムーシュ」を聴きましたが、すごくボリュームのある音で、迫力がありました!
現代では、2台ピアノの演奏は、ピアノを2台使用しますが、同一楽器ですと、響きの融合が半端ないです。
こちらは、グロトリアン-シュタインヴェーク 1885〜1890年製。
現代のピアノにかなり近いアクション構造を持ち、柔らかい透明感ある音色が特徴です。
シューマンの妻、ピアニストのクララ・シューマンが好んだピアノだそうです。
こちらのCDで、ブラームスの曲と大変合っていました。
所で、ブラームスの曲には、ホルンが重要な役割で登場しますが、当時の「ヴァルトホルン」に愛着を持ち、サークルにも入っていたとか!
ナチュラルホルンも博物館に所蔵されていました。
お次は、プレイエルと並ぶフランスの2大ピアノメーカー、エラール社の1874年製。
ピアノを発明したイタリアのクリストフォリの楽器。1700年頃。
装飾の美しいチェンバロや、フォルテピアノ
モーツアルトの時代のスピネットやハープシコードもありました。
黎明期から発展期までの代表的なピアノが網羅され、文化の爛熟を感じることが出来ます。往年のピアノは、今のオーソドックスなものよりも、豊かな余裕を持ち、それが、多くの素晴らしいピアノ作品が生み出された理由なのでしょう。
駅前のアクトシティー浜松の斜め向かいなんですね。
さすが、楽器製造の街、浜松!!
浜松市楽器博物館サイト
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