どうしてもやりたいこと
2月に迫った修了試験。
一年は、あっという間です。
修了試験で弾く曲を絞るのは、本当に大きな決断で、私が一番弾きたかった曲、先生に一番教わりたい曲を弾く事にしました。
どんな気持ちでピアノに長い時間向かっているかは、大切な場所にしまって、ここには書かずに、気持ちをピアノを弾くことに傾けたいと思います。

2月に迫った修了試験。
一年は、あっという間です。
修了試験で弾く曲を絞るのは、本当に大きな決断で、私が一番弾きたかった曲、先生に一番教わりたい曲を弾く事にしました。
どんな気持ちでピアノに長い時間向かっているかは、大切な場所にしまって、ここには書かずに、気持ちをピアノを弾くことに傾けたいと思います。

「ピアノで、時間を忘れて遊ぶ。」
こんな風になれたらいいなと思う。
でも、なかなか出来ないのは、きっと何かが気になってしまうから。

耳馴染みのない和音にぶち当たった時。
手を、思いの他、不自然に拡げなければとか、『は〜っ、長いなあ』とか。
集中力が切れるのは、大抵、わからない所で起こる。
弾きたい曲は沢山あるのに、こうした気持ちの積み重ねが、
ピアノに向かうのを妨げる。
曲の技術的なランク(難易度)を落としても良いから、
ピアノと仲良しになりたい
。

大学(別科)が夏休み間近です
。
春から今までの、充実した時間を振り返りながら、過ごしています
。
毎週の恩師のレッスン
。
夢中で、必死に練習したこと。
毎回新しいことに気付かされ、深まり、えも言われぬイメージに溢れています。
先生に、大学時代にお習いしてから、20年ですが、そんなに経った今も、その頃と同じひらき具合で、先生は、ずっと先を歩いておられます。
星屑を掴むかの様に
、それは到底追いつかないのですが、先生に接するだけで、自分が引き上げられていかれるような気持ちになります。
目の前で、恩師の弾くピアノの音を聴き、姿を拝見して、お考えに接するという幸せ。
吸い寄せられるように、お話に惹き込まれていきます。
この時期を、後から振り返ったなら、どんなにか、煌めいた日々だろうと思うのです。
本当に、この上なくかけがえのない時間です。
9月からまたレッスンです。長い夏休みは、なんとか有意義に秋からの準備や、これまでの曲を深めることを充実させたいと思います。
先週金曜日、夜から翌日早朝まで、郡山に帰っていました。
急でしたし、到着が18時過ぎていましたので、2名しかレッスンの枠を作れず、お声をかけなかった生徒さん方、ごめんなさい。
郡山に降り立つと
、言いようのない懐かしさに、心が充溢します
。
新幹線の下り線のホームから目前によく見える、駅前の私の生家の更地進行状況は、降りてしまうと塀がまわさりよく見えないので、皆が改札へと階段を下りていくのにさからって、一人たたずみ、よく眺めています
。
次の、ホテル建設中も
、また同じように眺めるのでしょう。
東京方面に戻る頃には、もう後ろを振り返ってまで眺めるということはありませんが、がやがやとした駅前の風景ごと、そのままそっくり「故郷」を感じ、他のどこよりも、強い感情が湧き上がる場所です。
生い立ちというのは、その後によくも悪くも影響を大きく残すもので、私は、そこに生まれたのでなければ(両親はとても好きだけれど)、頼もしい兄弟がいたならば、ピアノや、文学を必要としなかったかもしれないなと、長い間よく思って来ました。
それならそれで、別の職業に就き、別の生き甲斐や幸せを見い出していたでしょう。
音楽のどんな面を自分の拠り所にするかは、人それぞれだと思います。
私の場合は、コンクールでの入賞や、派手にヴィルトゥオーゾのようなピアノを弾くことに、憧れるということはないんです。
作曲家は(作家も)、大概幼い頃から理不尽な思いを抱えており、そういうものの解決を見いだそうとする手段としての表現という考え方もあります。私はそこに、「そうそう!」と共感する瞬間があり、メロディーやハーモニーの中に、憧れも諦めも一緒に味わうことが出来る、遠い異国の情緒や、自分の行ったことのない世界に行く事が出来る、そういった点に惹かれて音楽が好きな訳です。本を読むのと似ています。
ただ、作家に誰でもなれるわけではない様に、ピアノが上手くなるというのも、大変難しいことなのです。ピアノの持つ、運動的な側面や、センス、練習に耐えうる忍耐力、もともと日本のものでないクラシック音楽を、芸術として本当に理解することは、大変なことです。
幼い方達が、就学前に、ピアノでも習ってみようかな(習わせてみようかな)と、ピアノ教室の門を叩いても、進学によって、辞めることを考え出すのは、何も、学校や塾が忙しいから、専門でやってもご飯を食べるのが大変だから…だけではなく、無意識にでも、上達への限界を感じるからということもあるのではないでしょうか。
結果として、面白さがわかる前に辞めてしまうということになります。
「労多くして功少なし」だとしても受け入れて、決意して頑張れるならば、そこに一筋の光が見えるとは思います。
「少年老い易く学成り難し」という言葉は、ピアノにも当てはまります。
バブルの頃に学生だった私達の世代や、もう少し上の世代は、割合多くピアノを習い、しかも音大進学者数も多く(今の10倍)、結果としてピアノ講師も多いのですが、需要を生み出す努力より、今後のことを広い目で見て考えて行きたいです。
明日はいよいよ、ホームコンサートです!
昨日今日と、生徒さん達に会えて、ものすごく元気をチャージした私。やっぱり楽しいです!ピアノのレッスンをするって!今まではこれが毎日だったとは嘘のようですが、たまに郡山に来ると、すっかり元通り、嬉しいことですね。
先ほど、レッスン室内をホームコンサート風に設営し、プログラムは、こちらにプリンターが無いので、手書きで大きなボードに(ボード用のペンも見つからないので)貼り付けたり、不便ですが、なんだかウキウキしています。


当日は、私も弾きますと、以前書いて、特に生徒さんには伝えませんでしたが、弾きます!
2ヶ月前の入試で弾いた2曲、バッハの平均律2巻6番フーガと、フォーレのノクターン4番です。
入試に向けて、ものすごく練習したものの、2ヶ月前を境に、最近はもっぱら、これから取り組むブラームスのソナタ3番と、ドビュッシーの版画を弾いていたので、バッハとフォーレは、取り戻すのに焦った一週間でした!さすがに、その曲をやっていた時からすれば、技量が多少落ちているのが残念ですが、私も弾くことで、言葉では伝えられないことを指導出来たらという想いもあります。春休み最後の日曜日に、生徒さん達とホームコンサートが開けて、なによりです。
生徒さん達も、私のレッスンが少ない中で、よくがんばっています。明日は、皆さんそれぞれに緊張すると思いますが、どんなフレーズも、歌心を忘れずに、細やかな所まで気を配って、表現出来ると良いですね!楽しみにしています。
翌日月曜は、私も入学式です。ってなんだか気恥ずかしいですが、ワクワクします。学割もガンガン活用出来ると良いな(笑)♪


甲府を出る時、咲いていた桜☆

フォーレの歌曲「イスファハーンのバラ」。
高校の時、初めて聴いた時から、とても好きな曲です。
歌詞は「苔に覆われたイスファハーンのばらも、モスルのジャスミンも、オレンジの花も…(日本語訳)」と始まります。
けだるく、甘い蜜のような香りのする歌です。
異国情緒を漂わせた雰囲気…、他にも、ドビュッシーの「パゴダ」「グラナダの夕べ」「金色の魚」や、サン・サーンスのオペラ「サムソンとデリラ」、ヴェルディのアリア「美しいサラセンの宮殿の庭で」など、ヨーロッパ人にとって、東洋への憧れは、数々の芸術家の題材となっています。
しかし、社会学者の上野千鶴子さんの「<おんな>の思想」を読んでいて、興味深い記述がありました。
「オリエンタリズム」は「東洋についての「西洋のまなざし」」であると前置きされ、要約すると、「オリエントの遠隔性、後進性、ものいわぬ無関心、無気力な従順さ」が、まさに「女性的」であるとしています。
「東洋は女性である。まなざされ、欲望される客体である」。「対するに、西洋は男性、まなざす側、欲望の主体である」。
歴史上の「声なき人々」の中に、東洋は属するようです。
そうした、オクシデント(西洋)の権力・支配関係が、オリエンタル(東洋)に魅せられ、独特の退廃的で官能的な作品の数々を生み出した根っこにある所以と理解しました。
※この場合、東洋とは、中近東も含まれます。

多喜靖美先生の主宰する「ジャスミン音楽の庭 室内楽クラス」の初級クラスの一年間も、来月のレッスン一回と、狛江ステップによる修了演奏会を残すところとなりました。

私が、室内楽で月1回お伺いしているのは、ピアニストの松本裕子先生のスタジオです。
つい先日も行って来ました。スタインウェイが2台並ぶ、とても素敵なレッスン室です
!
このクラスは5人一組で、1人20分で、他の方(ピアノの先生達)の演奏を聴きながら、自分の順番を待ちます。
ジャンケンで、順番を決めます

。
チェロは東京都交響楽団の清水詩織先生と、ヴァイオリンの古澤晴子先生が担当なさり、毎回、素晴らしい音色、弓の運びと音楽との一体感を間近で見ることが出来ます。先生方のご意見も活発に飛び交います
♪

待つ間は、後ろで横に並んで聴いているのですが、次が自分の番だ〜と
、前に出て弾き始めると、なんだか思うようにいきません!
重厚な弦楽器の表現や音量に圧倒されるのか、場の雰囲気なのか、どんなに和やかでも少なからず緊張します
。
松本先生のご助言は、いつも的確で、そういう観点があったのだなという所を突いていて、自分では気づかないことに目から鱗です
!
曲は、一年目は、皆、クレンゲルのピアノトリオop35-2から取り組みます
。
一楽章はソナチネみたいな感じなのですが、難易度は高くないのに、なぜだかこう、曲らしくなるまで、私は大変でした(汗)

譜めくりをし合います☆
狛江ステップの会場のエプタザールでは、赤茶色のベーゼンドルファーのピアノが弾けるそうで
、服装もわりと正装で弾かれる方も多いとのこと
。
それぞれ本番で、一楽章を弾くのか、二楽章、三楽章かを決め、当日は、それらが、まとまって全楽章になるような感じで、間で拍手をせず、続けて演奏するそうです
!
ステップ自体が初めての私。。楽しんで本番を迎えたいです♪
ここ数日、私は、或ることに向けての選曲をしていて、ピアノの部屋は、さながら受験生の部屋の様です
!
選曲の為に付箋をあらゆる所に貼ったバッハ
、様々な作曲家の楽譜、引っ張り出して、積み上げられたCD、ピアノの蓋は開けっ放し…、そんな状態に、なぜか夫は目を細めて喜んでいます
。
午前中から昼間、または午後いっぱいとか、時間の経過を気にせずにピアノを弾いて、音大生だった頃を思い出しました。
というよりも、沢山の曲の中から選び出すために、真剣に一曲一曲、新しい曲を実際に弾いて、検討していくことこそが、既に勉強になり、自分のために勉強に費やす過程が、若い頃を思い出させたのでした。
学生の頃は、弾きたい曲がいっぱいあったのに、次第に、曲に深さも要求するようになり、『聴く分には良いけれど弾きにくい』とか、『曲に共感出来ない』とか、労が多くても満たされないようなものは遠ざかったりするようになりました。
すると、弾きたい曲の候補が絞られてしまい、それはそれで寂しい気もしますが、曲というのは、仕上がるまでかかる時間を考えると、真剣に、合ったもの、勉強する意義のあるものを選びたいですね!
なんといっても、鍵盤に触れている感触、練習が積み上げられて、弾き込んでいく感じが、疲れも出ますが、気持ち良いです。
さあ、今日はこれから、夫の誕生日のケーキを買いに行って来ます
。
おとといは結婚記念日だったので、続いています♪
3月3日に遡りますが、合唱祭での、郡山二中の演奏と、母校、武蔵野音大の新人演奏会を聴いて来ました。
郡山二中は、市の公立中学の中で名門ですが、この日も、合唱部と、その伴奏を、全国一位の管弦楽部が行い、素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
私は、管弦学部にいる生徒さんの応援に行きました。
市の文化センター大ホールは、ぎっしりと、参加者をいつも支えているご家族や、お客様で溢れかえり、喜ばれている様子がとても伝わって来ました
。
五中と共に、上手な合唱部は、綺麗な澄んだソプラノや、中声部、厚い男声に支えられ、美しいミサ曲を披露していました。
管弦学部の中から選ばれたメンバーも、音楽を引っ張っていき、モーツアルトの軽快さがとても出ていました。
私と一緒に観ていた主人も、「こんなに優秀な部活動なら、中学生活も楽しくて仕方ないだろうね
!」と言っていました。
勿論、ここに至る練習の苦しさを、知っています。
だからこそ、舞台での中学生達は、誇りと自信に満ちて、輝いていました。
〜〜♪〜
震災後、二年ぶりに開かれた武蔵野音大の福島県支部新人演奏会も、感慨深いものでした!

(その後に大学から送付された会報紙にも、昨年開催出来なかった支部は、演奏会写真がありません。[拡大します])
久しぶりにお会いする先輩方や、卒業する若い方達に、「同じ大学の繋がり」の、ほっとする場所を感じました。
音大に行くというのは、今より、以前の方が盛んだった頃…同じピアノ教室からも音大進学者が何人も居た時代を、懐かしく振り返りました。
音大に入るという、ある種の覚悟は、先の、優秀な中学生のコンサートとは、やはり一線を画し、専門の重みのある、私に取って、聴きに行った意義のある演奏会でした。
若い方々の、アカデミックな裏付けのある演奏に、学校の伝統に襟を正されたような思いがしました。
_______
ランキングに参加しています。
応援下さったら嬉しいです。
古今東西、星の数ほどある「曲」というものは、ひとつとして同じ曲はないけれど、「自分のために作られた曲」というのを、私は、この2012年に初めて贈られました
!
ブログで繋がった尊敬する年上の友人達、益子祥子先生、増田玲子先生、後藤ミカ先生、内野智香子先生が、8小節ずつ自作のメロディーを紡いで下さったのです
。

作曲家のミカ先生がコードを付けて、森華燿子先生が、アレンジして下さったこの曲、三連符がとても華やかな、くるくる回るメリー・ゴーランドの様に、明るく動きの流麗な曲です
。


結婚式当日、バンドと共に演奏して下さった森華燿子先生から、クリスマス前に、この曲のオルゴールバージョンのCDと、待ちに待った楽譜を、送って頂きました。
どの箇所を、どの先生が作曲して下さったのかがわかりました
。
しょうこ先生は、上に昇って、飛翔していく様なメロディー。
玲子先生は、困難をはじき飛ばす様な、だけどキュンと切なさのある愛らしいメロディー。
サビでしょうか、Cメロのミカ先生は、一転、ドラマティックな展開。統括した大きなうねりと、二声の動き。
智香子先生は、ぐっと落ち着いた中音域のメロディーで締めて下さっています。
(私の主観です♪)
まるで、これまでの色々な事が凝縮されている様です。
あれこれ想像をめぐらせていたけれど、意表を突いた三連符!
華やかでお洒落な、そして優しくどこか懐かしい…、そんな素敵な曲です
。
DVDが、当日聴き入る私達や、会場の方々が映っていなければ、YouTubeにでもupしたい程ですが、「二人の笑顔
」と名付けられたこの曲を、発表会の開演前にお待ち頂く時や折々で、流していけたらいいなと考えております
。ありがとうございました!
