浜中康子先生のバロックダンス講座
東京から戻って来た翌日の午前中、「バロックダンス」の第一人者、浜中康子先生の「音楽家のためのバロックダンス」ワークショップに行って来ました。
地元郡山で開かれました。なんと無料!
その訳は、前日に震災支援のための「つぶてソングの集いinふくしま」という合唱の行事でいらしていた様で、その絡みでこの講座がありました。有難い事ですね。
私は夏に、国立でのバロックダンス(記事はコチラ)に参加していたので、疲労のみえた土曜は、少し迷いました。でも、凄く良かったんです!
このDVDは持っていましたが、実際にやらないとわからないのが、ダンスというもの。
女優の真矢みきさんの声に似た浜中先生は、桐朋のピアノ科を出ていらっしゃるので、ピアノでバッハのイギリス組曲などもお弾きになりながら説明されました。
ヘンデルの「水上の音楽」のCDに合わせて、ブーレをはじめに皆で踊りました。やはり、輪っかでです。
基本的なステップを習い、その後は、メヌエット。
メヌエットは難しいですね!2小節で一つのまとまりなので、6拍子の様に取るそうです。
2拍目と6拍目で、かかとをくるぶし辺りで、ちょんとするのは、国立で体験済みでしたので、躊躇せず出来ましたが、メヌエットは、つま先立ちが多くて疲れます。
ルイ14世(太陽王)の頃の、雅な雰囲気を味わいつつも、音楽家やダンサーは、王侯貴族に酷使されながら庇護される立場にあったのだと想いを馳せたり、貴族の男性も、狩りやフェンシング、ダンスは教養の一部だったのですから、大変だっただろうななど思い巡らせました。
ダンスの際のおじぎの作法に失敗して、立ち直れなくなった貴族の回想録があるとか・・・面白いですね!
それにしても、「メヌエット ト長調」の作曲者が、バッハではなく、クリスティアン・ペッツォルトだったというのは、私知りませんでした。。知らない事を知るって、大事ですね。とほほ。
大変印象に残ったのは、最後に浜中先生が、「郡山の皆さんも、震災で大変な思いをなさったでしょう。まだまだ色々大変かと思いますが、これからもお身体を大切に頑張って下さいね!」と仰った響き。こういったお声かけがあるのは、いつになってもとても癒されると、感謝しました。
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