「ファランドール」

今日、中学生の生徒さんが、宿題の曲を色々、良く練習して来てくれたので嬉しくて、「ファランドール」について書きますpen.gif
(なぜ、「ファランドール」なのかは、その生徒さんしかわからないですがwink.gif

ビゼー作曲の劇付随音楽「アルルの女」の(彼の死後、友人のギローがオーケストラ・ピースに編曲した)第2組曲の終曲「ファランドール」。

そもそも、ファランドールの元々の意は、アルルのある南仏プロヴァンス地方で踊られる8分の6拍子の舞曲で、ピッコロに似た高音のと、プロヴァンス太鼓(或いはタンバリン)で奏されますnotes.gif

アルルは、昔、カエサルがガリアに遠征しhorse.gifsagittarius.gifローマの植民地になっていた為か、黒髪の美人が多いのです。

以前、私は、サックスのコンクールの伴奏で、「プロヴァンスの風景」という組曲の「娘達のファランドール」を弾いた時に、プロヴァンス旅行で買って来た、その地の曲を集めたCDから「ファランドール」(ビゼーではなく)を、サックスの男の子に、聴かせたことがありましたnote.gif

雰囲気が伝わって来るので、よかったら今度レッスンの時に、お聴かせしようと思いますhappy01.gif

「アルルの女」の「ファランドール」に関しては、多分、冒頭の「3人の王の行列crown.gif」(これもプロヴァンス民謡)の部分は4/4拍子、「ファランドール」になると2/2拍子だったかと思いますが、シャルル・デュトワの指揮で聴いた(観た)時は、Farandoleの部分を、拍子を一つに振っている様にみえました。(まるで阿波踊りの様に両手を高く挙げて、陽気で軽快でしたicon_mrgreen.gif。)

「3人の王〜」の、いかにも王様らしい壮厳な行進曲と、好対照にうまく組み合わせて作られています。


「アルルの女」というと「メヌエット」のフルートの旋律も美しいですが、様々な場面で、サックスのソロが、非常に美しいですね!

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2 Comments »
  1. 海外を旅された
    あつこ先生が説明してくれると
    なんだか説得力があります!
    写真つきで
    見ているだけで旅行気分です。

    私もこの秋東京を旅します(^_-)
    お会いできるといいですね!

    コメント by ミカ — 2011年7月15日 12:22 AM
  2. ミカ先生、コメント有難うございます♪
    うふ、「黒髪の美人」はアルルでたくさん見かけましたよ〜^^

    先生、秋の件、拝見してます!休日だと、即「行きます」宣言出来ちゃうのですが、
    ちょっと調整が必要ですけれど参りたいと思っています(*^^*)
    その時まで定員になってしまわないと良いな〜♪

    コメント by あつこ — 2011年7月15日 1:02 AM
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