実に3週間ぶりでピアノを弾きました

地震から3週間ぶりで、ピアノを弾きました。

ピアノの練習が出来る所をレンタルしたのですが、やっとそういう気持ちになった訳です。
手持ちの楽譜も無かったし、指の筋力は落ちていたけれど、音楽にはちっとも支障が出なかったことが、なにより感動でした。
暗譜はやはり、初めはかなりおぼつかない箇所がありましたが、3回弾く頃には、大分取り戻しました。

弾きながら、いつもの様に色々なことを考えました。

弾き終えて外に出たとき、表情にシャキッと生気を取り戻したのをみて、存在の意義を確認した気にすらなりました。

こういうのを待っていました!二本柳奈津子先生のスケールの新刊♪

二本柳奈津子先生が代表をつとめられている大阪千里バスティン協会で、スケールグレードを実施されていらっしゃいますが、先日、「スケール・カデンツ&アルペジオ」が東音企画から出版されました。

早速当日買いに行った所、「まだ問屋さんにあって明日入ります」とのこと、出直して購入して来ました!尚、郡山では、まだ物流が滞っており入荷されていない様子です。

まず開いてみて、すごく嬉しくなりました♪

だって、偶然にも...本来ならばこの4週目にスケール(音階)のテストをやる予定で生徒さんたちががんばって練習していたのと、オクターブの範囲やら、生徒さんに「これだけは覚えてほしい」と思っていたものと、共通したものだったからです!

これまで、スケールが載っている楽譜といえば、全調バーナム、ハノンの39番や、こども向けのハノン、バスティン...、どれも、学習期でなおかつ上達していってほしい生徒さんたちを念頭においた時、帯に短し襷に長しでちょうど良いとは思われなかったんです。

そこへきてこちらの新刊は、2オクターブで、和声的短音階、旋律的短音階、カデンツ、アルペジオが、弾きやすい形で研究されており、まさに、「こんな楽譜を待っていました!!!!」shine.gif

再開したら...、生徒さん達と、実際にこの楽譜を使って、「弾きやすいよね~~!!」「見やすいよね!」な~んて言いながら、レッスンする様子を楽しみに思い描いています♪♪

5月にはセミナーもあるとか!たのしみですね~☆
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室・ピアノ講師へ
にほんブログ村

音価をあなどってはいけない!

音符のそのものの長さを正確に弾く、という事は、きちんと向き合って来た人には出来るものですが、その「音価」(おんか)の問題を、重要に考えずアバウトになってしまうと、演奏上、良いとはいえません。

楽譜に忠実に…という言葉がありますが、これを実践するのは、かなり注意深く楽譜を読まなくてはならないと思います。

わかることは、かわること…とも言いますが、例えば、音価を守ることの大事さを知った後は、それを練習の際に、常に意識して(意識しなくとも出来る様になるまでの間は)真摯に対峙しなければなりませんね!

「脱力」を考える

ピアノを習っているお子さんや大人の方は、「脱力」というその言葉から、『全部力を抜いてしまうのwobbly.gif?』と考えたりしたこともあるかもしれませんね。

ピアノを弾く時は、お腹や腰で支えつつ(丹田の辺り)、上肢は不必要な力を入れずリラックスするのが理想ですが、肘や、肩の力を抜くこと(これが必須)、手首は前腕の高さが保てる程度に「支える」ことが大事です。

1の指、5の指をしっかりさせて、手首と前腕は、一定の高さを保たなければなりません。といっても、ガチガチにならない様、指の行く方向には、どこにでもついて行ける自由な腕の状態でなければいけませんね!

×よく、手首が鍵盤の辺りに下にぶら下がっていたり、鍵盤に掌をつけてしまう小さなお子さんを目にします。

×音を出す度に、手首を上下にカクンカクンさせるのは、音がつながらなくなりますので、やめましょう。

それから、なかなか身につけにくそうにしているのが、「キーを押す時は、力を入れるが(といっても、絶対に鍵盤から離れた所から、打ち付けてはいけません!)押さえている間は、肘や手首の力をすぐに抜く事です。離した時は、勿論抜きます

×指そのものは、付け根から指先においては、ふにゃふにゃではいけません。

上肢は、ある程度、鍵盤との距離感を持ったほうが、良いでしょう。

×肩が前に出た状態や、肘の角度が90度になったりするのも窮屈な状態で弾く事になりますので、注意しなければなりませんね。

×いつもは良い姿勢なのに、譜読みのときに妙に姿勢が悪いのも、気をつけた方が良い(習慣化される前に)ことのひとつです。

こういったことは、すぐに身につくものでも無く、又、最初に癖がついてしまうと、直すのに長い期間を要します。

いつも、ピアノに向かう時は、こういったことにも「意識」を向けて練習することが、難しい曲を弾く事よりも重要です!

(ですが、ダンスが足形を見たってさっぱりわからないのと同じく、身体の使い方に関しては、実際にレッスンで直し直しやっていくしかないのですが、お家での練習時も、意識が無意識に変わる位、意識してみましょうwink.gif) 

にほんブログ村<p><p><p><p><p><p><p><p><p><p>