待ち焦がれる春
待ち焦がれた春を前に、三寒四温の日々が続きますね。
3月も下旬になれば、甲府盆地には、桃の花が一斉に咲き乱れるでしょう。
今日は、郡山で昨年夏まで教えていた高校生から、嬉しい電話を頂きました。第一志望の大学が受かったとのことでした。
音楽の道で、将来の夢が拓けて本当に良かったと思います。
受験に向けて、私のあとのレッスンを引き継いで下さった、郡山の先生にも感謝の気持ちでいっぱいです。
何の道でも、結果が出るまでは、ものすごく時間がかかります。そのゴールは、これからのスタートラインでもあるわけです。
これからも、これまでと同じように、がんばっていってほしいと思います。
私はといえば、ひと月程前の受験で、バッハとフォーレの曲が一区切りついたので、今度は、ブラームスとドビュッシーに取り組んでいます。
ブラームスのその曲は、私が初めて海外旅行に行った20歳の時に、ウイーンの楽譜屋さんで買ってきたもの。
その時は、ヘンレ版が、グレーでなく、(新しいから)青みがかっており、『やっぱり本場で買うと、表紙の柔らかさまで違うわね』と出しては眺めて、とうとう弾かないままだったので、この度やっと取り組めるのが楽しみです。
ブラームスの文献は、比較的少ないように思うのですが、昨年復刻版で出た、ブラームスとクララ・シューマンの書簡が、読み応えがありました。
譜読みと調べものに明け暮れる日々、非常に充実しています。
今日のように、もと生徒さんから、合格知らせの声が聞けたりすると、生徒さんを長い目で見て育てるのは、とてもやり甲斐のあることだなとは思うのですが、今は、やはりやるべきことを最優先して、いつかまた、更に研鑽を積んだ自分で、新たな生徒さんと向き合える時が来ると考えています。
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