ビーダーマイヤー時代とシューベルティアーデ

昨日のブログの末文と、ちょっとつながります。

クラシックにおいて、主に王侯貴族や神(教会)のものだった音楽演奏の場が、市民生活に溶け込む様になったのは、シューベルトeyeglass.gifの時代頃からと言われていますね。

それまでにも、バッハも大衆音楽も書いていますし、吟遊詩人などリュートを用いた楽師も存在していますが、「ピアノを、お家でhouse.gif(趣味でも)気楽に演奏してみる」といった風潮は、ビーダーマイヤー様式の頃、つまり、シューベルトの頃からです。

鑑賞ear.gifと実際に弾いてみるnotes.gif、というのは大きな違いあります。

この時代から、ピアノは中産階級にも手の届く、購入可能な楽器となった訳です。

ビーダーマイヤー時代(宰相メッテルニヒ統治下、ウィーン会議の1815年から三月革命(憲法設定のための革命)までの33年間)は、どちらかというと堅実で質素な生活様式のイメージがありますし、音楽以外にも室内装飾chair.gifなどでその時代の空気を感じる事が出来ます。

この時期、市民が、身の丈に合った集い(パーティー)を催すことや、家族や友人と楽器を奏でたり、当時ウイーンで大変流行した舞踏を楽しんだりしたそうです。

シューベルトは沢山の友人を持ち、彼の作品は「シューベルティアーデ」と呼ばれる集いで、まず披露され親しまれたというのは有名な話です。

鑑賞と、実際に奏でてみる事は、双方向leftright.gifで経験を積み重ねて行くのが良い様に思われますねnote.gif

Filed under: ピアノ教育,音楽,音楽史 — 12:00 AM
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