子ども時代のピアノの先生(中編)

(前編に続いて、小学2、3年の時にお習いしたピアノの先生の思い出話です

先生には、私より1歳上のお嬢さんがいて、発表会では山田耕筰の赤とんぼなどを歌っていました。

電車で3つ目のところにある私立小学校に通っていらして、学校から帰宅すると、玄関から入ってすぐのLDKではレッスン中なので、いつも、階段を昇ってまっすぐ2階へいく後ろ姿が、少し寂しそうにも見えました。

ある日、先生が、「塩ラーメン」を作ったと言って、お嬢さんにダイニングで急いで食べさせていたところに、遭遇しました

私は、『せんせいも、「しおラーメン」をたべるのかぁ』と思ったので、なんだかずっと印象に残っています。

その頃からか、ピアノの先生ってお家で出来て、その「在宅ビジネス性」にも惹かれたのか、私は、『けっこんして、おうちでピアノをおしえる』図を思い描き始めました。

しかも、『じゃあ、さんすうのべんきょうなんて、あまりかんけいないかもな』と、しばらくは、そう思い込んでしまっていました(

(つづく)

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子ども時代のピアノの先生(前編)

自分が子どもだった頃の、「ピアノのレッスン」といって思い出すのは、小学2、3年の時の先生です
その頃、父が東京勤務になり、埼玉に住んでいました。

その前の水戸で、幼稚園の時に楽器店の音楽教室でピアノを習い始めた私は、次の埼玉で、初めてピアノの個人の先生のお宅に通うようになりました

引越したばかりで近所のお友達に聞いたその先生は、芸大の声楽科を出られた素敵な先生で、まるでモーツアルトのオペラに出てくる伯爵夫人のような優雅な雰囲気を持つ方でした

いつもにこやかな微笑みをたたえて、玄関まで出迎えて下さり、帰りには、毎週違った駄菓子を持たせて頂くのが、楽しみでした
(どうやら、教室生のために箱買いされていたようでした。)
初歩の曲につけて下さる、先生の伴奏パートからは、いつも豊かな和声を味わうことが出来ました
ソルフェージュの歌声が、とても美しかったです。

たまに、綺麗なワンピースを着た声楽のお姉さんもレッスンに来られて、譜面台をおいて、「アアアアア〜」と発声をなさったり、発表会では、先生のご友人のテノール歌手が、トスカの「星は光ぬ」を歌われたり、間近で、音楽の華やかな世界を見た気がしました

私は、その発表会のために、白いシルクの襟のついた藤色のワンピースを用意してもらっていたのですが、「ロングドレスを着るのかな」と先生が仰るので、急遽、当日はベルベットのロングスカートと白いレースのついたブラウスに、リボンと花のコサージュをつけて出ました

ワンピースは、懇親会で着ました。

当日の先生は貴婦人のようで、気品あふれる豪華なレースのついたブラウスに、柄の入ったベルベットのロングのスカート姿で、一曲は一緒に連弾して下さって、私たち子どもが、どんなにお召かしをしても適わないお姿に、ぽ〜っとなったのを覚えています。

講師演奏は、ピアノでなくもちろん歌でした。
柔らかなドレスにお着替えされていました。

それが、初めての発表会でした。

(つづく)

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「さをり」の楽譜カバー♪

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1月の半ばに、甲斐双葉のラザウォークで、さをりや、さき織りなどの展示会「織りのなかま展」があり行って来ました。
障がい者施設・支援学校等で取り組んでいる作品が、色鮮やかに集まっておりました。

私は、秋に介護を学んだお仲間からお聞きして駆けつけました。

子どもさんの織られたものを、お母様がバッグやお財布などに加工して創ったそうです。

どれにしようかな♪と観てまわり、クリアケースカバーを購入しました

楽譜のカバーにも出来そう

の雰囲気もあり、ぬくもりが伝わって来ます。

五感を使い、感性に働きかける、こういった作業は、幼児のピアノ指導とも通じるものがありますが、とても心が健やかになる効果があると思います。

しかも手先を使うのは良いですしね。

ところで、私は小学生の頃、おもちゃみたいな織り機で、色々織って遊んだことを思い出しました

こちらは、その時の作品(!?)懐かしいなあ・・・
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色彩の組み合わせを考えるのが楽しかったのを覚えています。

ところで、この冬、自分の手編みの靴下を編んでいたのですが、片足で頓挫してしまいました。

大人になると、優先順位がよそにいってしまい、だめですね。。

暖かくなる前に編み上げたいと思います♪

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オーディオと、コーヒーの香り

この休みに、夫の持っていた良いアンプと、スピーカーを何種類か繋いで、どれを置くか試しに聴き比べました。

私のと併せて、ひとまず3種類のスピーカーで聴いてみましたが、1つ1つ個性が全く違うことに驚きました。

結果、響きがクリアなものは、音がリアルで耳が疲れるので、「部屋に音楽が流れる」状態が心地よい、柔らかな音色のものをセットしました。

夫は、大学の先生をなさっていたお父さんのオーディオ好きの影響で、詳しい様です。

子供の頃、休日に、音楽を聴きながら、コーヒーを豆から挽いて、くつろぐお姿から文化の香りを嗅ぎ取ったのだと聞きました。

小学生の頃、私の家では、一般的なステレオがあり、結構大きく存在感がありました。

両親が、フランク・シナトラやビング・クロスビーのレコードを流すので、近くにいくと、美味しいお手製の、ハム&チーズの温かいサンドウィッチと共に、日曜の昼間を団らんしたのを覚えています。

今日は、外はしんしんと雪が降っています。

けれども、家の中は暖かく、楽しい外出から帰って来ても、「やっぱり家がいいよね!」という家の雰囲気が、私は好きです。

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「八重の桜」にみる方言

今年の大河ドラマ「八重の桜」の初回を観て、福島県民には馴染み深い、磐梯山が何度も映し出されていることや、この地方の方言に親近感が沸きました。

「西田敏行さん以外なら、私の方が方言上手いね〜happy01.gif!」なんて、意味のない得意げ発言も、口をついて出る始末bleah.gif
やはり、ネイティブにしか出来ない発音ってある様です(笑)

「ならぬ(「な」「ら」は鼻にかける)ごどは(濁点+アッチェレランドで!「事は」を早く喋る)ならぬ!」を、あまり高低をつけずに喋る…とかsmile.gif
什 (じゅう)の言葉は、会津に行くと良く貼ってありますが、言い得て妙ですよね。

ちなみに、「そうだね」は、郡山では(ずっと昔から住む年配の人は)「そうだばい」とか、「んだない」とかいいます(使わない方も多いですが)。

浜通りでは、「そうだっぱい」とか、福島では「そうだべ」など。

私が、小4の時、一年間だけ郡山に越していた時、何がなんだか聴き取れず、家で泣いていたらweep.gif、父が出張の時に、蓋の裏の紙に、福島県の、中通り・浜通り・会津地方の方言と翻訳が印刷されている「方言弁当」icon_eek.gif(今は有りません)を買って来てくれましたcoldsweats01.gif

でも、関西の方が関東でも関西のイントネーションを隠さない様に、東北の人々も、もっと東京でなまったりする日がくればいいんですけれどねwink.gif

このドラマ放映を機に、全国から会津に訪れる方々も増え、地元が活性化される事に希望を持って、私は「八重の桜」を観ましたsign03.gif

震災後、会津の東山温泉や、猪苗代湖を挟んで東の磐梯熱海温泉は、津波の被害に遭われた福島県民の避難先となっていました。

その頃、少しでも放射能値の低い所を探して、週末たまに訪れていた私は、ご高齢の避難者が、窓から所在無げに顔を出されている表情を見て、悲しくなった事を思い出します。

大河ドラマでcherryblossom.giftv.gif、福島県の自然や、そこで暮らす人々の雰囲気を少しでも知って頂けたらいいなあ、そして訪れる方々が増えます事を、願わずにはいられませんshine.gif

会津は、渋柿を焼酎で渋抜きした「みしらず柿」が、美味しいんですよ♪
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