「八重の桜」にみる方言
今年の大河ドラマ「八重の桜」の初回を観て、福島県民には馴染み深い、磐梯山が何度も映し出されていることや、この地方の方言に親近感が沸きました。
「西田敏行さん以外なら、私の方が方言上手いね〜!」なんて、意味のない得意げ発言も、口をついて出る始末。
やはり、ネイティブにしか出来ない発音ってある様です(笑)
「ならぬ(「な」「ら」は鼻にかける)ごどは(濁点+アッチェレランドで!「事は」を早く喋る)ならぬ!」を、あまり高低をつけずに喋る…とか♪
什 (じゅう)の言葉は、会津に行くと良く貼ってありますが、言い得て妙ですよね。
ちなみに、「そうだね」は、郡山では(ずっと昔から住む年配の人は)「そうだばい」とか、「んだない」とかいいます(使わない方も多いですが)。
浜通りでは、「そうだっぱい」とか、福島では「そうだべ」など。
私が、小4の時、一年間だけ郡山に越していた時、何がなんだか聴き取れず、家で泣いていたら、父が出張の時に、蓋の裏の紙に、福島県の、中通り・浜通り・会津地方の方言と翻訳が印刷されている「方言弁当」(今は有りません)を買って来てくれました。
でも、関西の方が関東でも関西のイントネーションを隠さない様に、東北の人々も、もっと東京でなまったりする日がくればいいんですけれどね。
このドラマ放映を機に、全国から会津に訪れる方々も増え、地元が活性化される事に希望を持って、私は「八重の桜」を観ました。
震災後、会津の東山温泉や、猪苗代湖を挟んで東の磐梯熱海温泉は、津波の被害に遭われた福島県民の避難先となっていました。
その頃、少しでも放射能値の低い所を探して、週末たまに訪れていた私は、ご高齢の避難者が、窓から所在無げに顔を出されている表情を見て、悲しくなった事を思い出します。
大河ドラマで、福島県の自然や、そこで暮らす人々の雰囲気を少しでも知って頂けたらいいなあ、そして訪れる方々が増えます事を、願わずにはいられません。
会津は、渋柿を焼酎で渋抜きした「みしらず柿」が、美味しいんですよ♪
にほんブログ村
No comments yet.