ショパンの「子守歌」

ショパン晩年の作品、op57の「子守歌」。

オスティナート(繰り返される)の伴奏形に乗って、夢に漂う様な音響空間の中で、精緻に変奏される右手により、最初は「変奏曲」と名付けられていたといいます。

晩年に何故「子守歌」が作曲されたか。

人は、終焉に向かい永い眠りにつく時こそ、「子守歌」が必要という、ショパンの哲学によります。

ジョルジュ・サンドの親友のオペラ歌手が、生まれたばかりの子供をノアンの館に預けていたから、ごく近くで、赤ちゃんに接する機会はあった様です。

最高峰の傑作群の中に入る、極めて美しい小品です。

磐梯熱海11月11日の紅葉

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Filed under: ピアノ曲,音楽 — 11:28 PM
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