2010年9月17日
「りかさん」の続編のこと
以前、梨木香歩さんの本、「りかさん」について書いたことがありますが、あの時に、私が「あと2冊読みます。」と書いたのは、「からくりからくさ」と、「沼地のある森を抜けて」です。
「りかさん」を読んでくれていた(!)生徒さんに、続編の存在を話しつつタイトルを伝えられなかったので、少し触れますね。
「からくりからくさ」は、「りかさん」の年月の経過した続編のようなものです。
けれども、思いもかけない展開になっていくのと、大人っぽいので(テーマが少し重いかなと)、生徒さん達には、どうかな…(特に、沼地のほう)、と感想を書かなかったんですよね!
随所に独特な感性のほとばしりが見えて、ちょっとしたセリフなどからも、鋭く頷ける事を言っていたりと、さすがといった感じがします。
「沼地〜」の方は、梨木香歩さんは、製作期間をかなりかけて執筆なさったようですよ!
「西の魔女が死んだ」もそうですが、視覚的な要素を見事に鮮やかに言語化している点も、優れていますね!
それだけでなく、連綿として壮大で普遍的なテーマを、不思議な発想で織りなしていく凄さが、梨木作品にはありますね。
Filed under: 書評 — 10:45 PM
今日は寒い上に雨なので、朝から読書しよう!と思い、さっき梨木さんの「裏庭」を読み終えました。ふと、先生のブログを見たら、梨木さんのことについて書かれていたので、びっくりしました。(先週もそうでしたが・・・)これから「からくりからくさ」を読むつもりです。「裏庭」はものすごく不思議な物語で、主人公の照美がお屋敷の裏庭に入って、そこから先は幻想への旅なのですが、現実を知る旅となるのです。すごく考えさせられるいいお話でした。
Agathaちゃん!コメントを、ありがとう!!(*^^*)とても嬉しいです♡
今日は本当に寒くて、私もピアノを弾いたり、小さな用事を片づけたりの一日でした。
この時間になって、なにかメールを開いた方が良い様な予感がして、PCを開いたら、Agathaちゃんからの嬉しいコメントが!感涙ものです。
とっても文章が上手ですね!感心すると共に、「やはり♪」と言った思いです☆
こんなに大人でしたら、きっと「からくりからくさ」も理解出来るでしょう。
「裏庭」は、私はまだ読んでいないので、教えてくれて有難うね♪
感想から、いかに深く読んでいるかが伝わって来ます。
また、レッスンでお会い出来るのを楽しみにしています!
追伸:梨木さんの作品の中で、これらの本をチョイスして紹介下さったのは、私の先生なんですよ!
非常に本を沢山読まれる先生なので、例えば、ある作家の名前が出るとすると、その著作を他にも多く読んでいらして、この時も、そうした会話の中から、教えて頂いたものなんです♪