2010年7月2日
弾けるようになってからが面白い
ピアノの練習も、ある一定の量を超えると、それまで難しくて途方にくれたパッセージでも、弾けるようになってくるものです。
まるで、有酸素運動を20分位すると、やっと脂肪が燃焼し始めるかのような具合に…。続けていけば、落ちやすくなりますね、とダイエットの話はさておき。
子供さん達には、同じ事をひたすらというよりも、目先を変えて色々行っていくことも大事ですので、同じ曲をいつまでもという事はしませんが、本来は、弾けるようになってからが面白いのです。
それは、何故か。
譜読みの段階や、テクニック上の困難や、テンポのことや諸々をくぐり抜けた先に、インスピレーションは舞い降りるものです。
テクニックから自由になる、というか、解放された感じになって、楽しくなって来るのです。
本番中に、新たなことに気が付いたり。。
「弾けた!」の先には、もっと面白いものが待っている…だから皆さん、練習しましょう(笑)
画像は、ラヴェッロという所で聴いた、リストの曲のコンサートの様子です。
Filed under: ピアノ教育 — 11:30 PM
No comments yet.