シンデレラ効果はなくなったけれど、代わりに得られるもの
オンラインレッスンになって1週間。
新聞を見てくださった古くからの友人達、県内のピアノの先生方、調律師さんや、古くからの母のお友達が連絡をくださったり、SNSを通してのたくさんのリアクション頂いて、励みとなりました😊
さて、肝心のオンラインの感想。
①まずは指導者側についてですが、1日7時間ものレッスン、耳と目を労らなければならない。Bluetoothスピーカーは、最初の4人で使うのをやめました。耳が重たくなるから。PC内臓のスピーカーのみにし、あとは、耳を極力大切に。
目は、これを最近愛用しています。
首を回したり、耳の付け根をマッサージしたり、前後でケアします。声も、ひたすら伝えようと喋るので、2Lのお水を床に置いて、レッスンしています。
②生徒さんにとって、シンデレラ効果がなくなるため、実力をはかりやすい
ピアノは、本番ではグランドピアノを弾くため、グランドで響かす能力は身に付けたいことです。でも、家でどんな環境で練習しているかは、もっとも大事です。これまでも、極力そこが整うよう気を配ってきました。この度のきっかけで、お家でのレッスン環境を目の当たりにし、実際に使用しているピアノの音色の特性が伝わってきました。
設置場所によるピアノへの優先順位なども垣間見れたり、本当に意味で指導するするには、この「グランドピアノやレッスン室でうまく聴こえるシンデレラ効果」のなくなった今は、なくてはならない状況だったように思います。
・電子ピアノと、PCを通した音は、以外と相性が良いみたいです。
・良いピアノの音色、どの位パワーがあるかは、機械を通してもわかる。
どんなピアノでも、響きを見つけて、ご家庭のピアノを良い音に引き出して扱える様になってほしいです。
・始める前から承知していましたが、Zoomは、長い音符に弱い。
③依頼心は、レッスン効果を落とす
隣でお子さんのお世話をされているお母様達は、本当に大変そうで、小さくても、わりと自分でしようとするお子さんもおりますし、千差万別です。
小2〜3年生だと、えんぴつを握って注意を書き込むことが可能。「反応」の良し悪しは、ピアノの進度に比例せず、むしろ、難しい曲が弾けることより、この場合、「自分のことが自分でできる」「(わかならくても返事をする、のではなく)理解が早い」ことが、学習効果として鍵となる。
・オンラインは音声が遅れて届くので、反応は早くほしいです‼️
「自立」がキーワードとなりそうです。
中学生男子には、惚れ惚れしました✨
普段、ピアノが苦手でも、機械操作はさすがゲームで鍛えたのか、スムーズ。
スムーズに出来る自信が、レッスンにも繋がり、いつもより丸が多くついていました‼️
お母さんを意識しちゃうお子さん、お母さんと笑顔で受けてくださる生徒さん、壁紙まで見せてくれた男の子(笑)、みんな手探りの1週間でした😊
1年未満のお子さんは、まだ画面に映る自身の姿に関心がありすぎて、、💦これはちょっと変えていきたいですね。
オンライン化そのものは、今後、学校・塾・部活とますます必須になっていくと思うので、受け方にも慣れていくのは強みになります。将来、「私(僕)のオンライン教育初体験はピアノだった」と思い出してもらいたいな!
早く、リアルに会ってレッスンしたいのは言うまでも無いですが、こうした状況からも何か得るものはあるはず。前向きにいきたいです。
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