「Amore e Sospiro〜愛とため息」水野直子さん達の素敵なリサイタル!
左から水野さん、郡司先生、鳥木さん。
9月28日(土)、東京オペラシティー 近江楽堂にて、チェンバロの水野直子さんと、テノールの郡司忠良先生、メゾ・ソプラノの鳥木弥生さんの、リサイタルに行って来ました!
「イタリアのヴィルトゥオーゾたち vol.ll」、今回は、イタリアの古典歌曲を、素晴らしいオペラ歌手の方々と、水野さんの凄く素敵なチェンバロ演奏で、至福の時間を堪能しました。
こちらのシリーズを企画された水野直子さんは、ミラノ市立音楽院古楽科修士課程を、最高点栄誉付き首席で修了された才媛。
演奏の素晴らしさ、迫力もさることながら、今も尚、ルネサンス史を学ばれ、裏付けされた説得力のある演奏を、美しい表情で奏でられました。
武蔵野音大教授を経て、現在も同大学にて後進の指導にあたられていらっしゃる郡司先生の、甘い色香と声量に満ちたあたたかな歌声に、多くの教え子の方々も、悦んで演奏に聴き入っておられました。
藤原歌劇団団員で武蔵野音大で教鞭もとられていらっしゃる鳥木さんの歌声は、さすがにE.オブラツォワに見い出されたという、大きな器を感じさせられました!お上品なお顔立ちから、歌詞の一つ一つに表情が変わっていく様子をみれるのは、まさにオペラ歌手ならでは。深みのある、ビロードの様な極上の歌声でした。
お二人の、師弟ぶりも素敵で、温かな演奏会でした。
皆が良く知っている「イタリア歌曲」から、愛の曲ばかり集められたといいます。
「アマリッリ」(1600年代)から始まり、「カロ ミオ ベン」(1700年代)で締めくくられる演奏会。
3人の演奏者の方々のクオリティーがとても高く、改めて、曲の価値に気付かされる、本格的なものでした。シビれました!!
こちらはリハーサル風景だそうですが、チェンバロの蓋の内側の絵画が、なんとも美しいですね!
水野直子さんは、フォルテピアノという古楽器の演奏もされますが、この日は、チェンバロで、トリルや音階、アルペジオが生きたものとして、色んな感情を表現なさる、見事な演奏を聴かせて下さって、ヴィヴァルディや、スカルラッティのソロ曲も、素晴らしいテクニックと音楽性で披露されました。鍵盤楽器の特質を知り抜いて弾かれている感じでした。
疾走するアレグロ!チェンバロなのに、歌う緩徐楽章。
伴奏は、即興でされてるとのこと、毎回違ったものに仕上がるそうです!凄いです。
TwitterやFBでお友達で、お会いしたこともある水野さんに、近江楽堂での、良く響く席選びまで伺って行ったので、心ゆくまで、イタリアの17〜18世紀にタイムスリップして(お歌の歌い方にも、随所にその時代の奏法を感じました)、幸福な空間で、たっぷりと音楽を味わいました。
朱赤の眩しい衣装をお召しの水野さんと、終演後少しお話させて頂いて、満たされた気持で、オペラシティを後にしました。
素敵な趣向と、実力派揃いの演奏会…、ぜひまた行きたいです!
♪敦子先生♪
過日はお忙しく、また遠方でいらっしゃいましたのに
お越し頂きまして、本当にありがとうございました!!!
敦子先生のブログから溢れる優しさに勝手に恋をして、もう何年でしょうか・・・
コンサートのことを、こんなにも温かくお見守り下さいまして有難うございました!
これからもどうぞご指導下さい、宜しくお願いいたします!!
♡直子先生♡
ご丁寧に、コメントを下さり、有難うございました!
先日の、素敵な演奏は、うっとりする記憶として、耳にしっかり刻印されています(*^^*)
FBから、あまりにも愉しそうな練習のご様子が伝わって、「行きたい〜!!」となっていたのですが、本当に伺えて良かったです!!
また、ぜひぜひ、このようなセンスの溢れた、ステキな会を開いて下さいね♪♪楽しみに致しております。