山本美芽先生、横浜セミナー〜9/18
音楽ライター山本美芽先生の、「聴く力を育てるピアノレッスン」3回連続セミナーの初回が、9月18日に行われました。
前日の、相模湖での脱線事故で、大月までが運転見合わせをしていたので、郡山から戻る途中で、横浜線を利用して甲府に戻ろうと思っていた私は、当日朝まで、講座に行けるかハラハラ!
しかし、見事夜のうちに復旧し、無事参加出来ました!
少し遅れ気味で到着すると、ドアの前には、鮮やかなオレンジのお召しものに、エジプト風(!?)のゴージャスなネックレスを身に着けられた美芽先生が立たれていました。
「21世紀型学力」
この言葉で始められた、先取り思考を考えるセミナーでした。
ひとは、「わからない」と「つらい」と感じ、集中力が著しく低下するそうです。
退屈でなく、「おもしろければ」最適覚醒が行われ、学習に一番効果の上がる状態となり、易しすぎたり難しすぎない、自分の能力に丁度良いことの、ちょっとだけ新しいことが入っているのが望ましいそうです。
用意された、英語の初級の絵本、中級「チャーリーとチョコレート工場」、上級の本を、美芽先生が音読され、私達は、次第にステップアップしていく、その英語を聴き、どんな「つらさ」を味わうか…という確認作業をしました。
母国語ではないし、難しくなるに従って、頭は、別のことを考え始めます。
『美芽先生の英語の発音、綺麗!』とか、わかる単語については、『こう発音するのね…』とか、まず内容とは離れたことを(だって、内容がわからないんですもの!)
数名ずつで、グループワークとして、そのとき味わった気持ちを話し合い、発表し、シェアし合いました。
他にも、レッスンで、幼児さんの「集中力」をピアノに向ける、必殺技を披露し合ったりしました。
ご参加の先生方の、色んな工夫を凝らした、レッスン必殺技をお聞き出来て、見識が広がりました。
教師からの一方通行でなく、行ったり来たりする指導→「相互作用」。
相互作用を行うのに、ピアノレッスンほどに適しているものはないとのお言葉もありました。
まさに、「相互作用」のテーマにふさわしい形態のセミナーを、構築なさった美芽先生!
「わかる」ことは、「運動化」できることである。〜
ジャズピアニストの小曽根真さんが、ゲイリー・バートンさんとの共演をしたCDが流され、ラヴェルの「クープランの墓」のプレリュードを、どこで「即興」が行われ、どこで「交代」し、どこで楽譜通りに戻ったかを、目をつぶって挙手するワークをしました。
わかったけれども、目をつぶっての挙手って、勇気が要りますね!
次回は「内的感覚」について。
30秒くらいの曲を耳コピしてくるという宿題もあります。
楽しみですね!
No comments yet.