リーラムジカセミナー第10回、江崎光世先生のご指導の歩み


リーラムジカ代表の藤拓弘先生主催の、関東での新年最初のセミナーは、ピティナの理事をしておられる、江崎光世先生がご登壇されました。
1月29日、私も、六本木のセミナー会場に行ってまいりました。

江崎光世先生が、53年間のご指導歴を振り返りながら、教え始めた頃の名古屋時代のお話や、東京にお住まいになられてからの、その土地の習い事の風習などもお聞き出来、長い過程の中、先生が、ご自分で考えられ、試行錯誤や膨大な勉強の積み重ねで、培ってこられた教育法をお伺いすることができました。

[ピアノのレッスン]は、
ソルフェージュ、
グレード・コンクール(競争のためでなく、先生と生徒の成長のための参加)、
連弾(必要に迫られないと、人は音を聴かないということで、はじめから連弾も取り入れる)、
鑑賞、
コミュニケーション、母の会、
勉強会、
など、沢山の要素が絡み合って、総合的な音楽教育がなされるという大事なことに、改めて気付かされました。

ピアノは、そろばんや、スイミング、バレエ、お習字とは違い、お家での「毎日の練習」が不可欠です。
練習の習慣化」を徹底されるため、昔、「電話作戦」で生徒さんにお電話でレッスンをされたり、毎日練習に来てもらったり、沢山の工夫をされたお話の数々に、情熱と、一人一人を投げ出さないご姿勢の素晴らしさに襟を正し、教育というものを改めて考えさせられました。

生徒さん方が、江崎先生から与えられた作文には、「連弾の喜び」などテーマがあり、作文集として綴じられていました。

オルガンピアノの本を一冊丸ごと、ミュージックデータに合わせ、通しで弾くのを、ビデオに撮って来る宿題や、音階や和音を、ドイツ音名を混じえて口で言わせて覚えさせたり、その子の一番良い時期をみて行われる「適期(てきき)教育」で、どういう体験をさせたら良いかを判断して与えていらっしゃるご様子に、非常に勉強になりました。

習っている時はわからないが、大人になって初めて、「やっていて良かった」と思う。やっている時は、わからない。というお言葉も、深く胸の奥に残りました。

教育者というのは、江崎光世先生の様な方をいうのだなと、本当に行って良かったと感動を覚え、お話を伺えた事が、今後の指導に大きく指針を与えて下さると思える、重要なセミナーでした。

ありがとうございました!

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交流会にて♪
2月23日にオペラシティでコンサートを開かれる、フォルテピアノ・チェンバロの水野直子先生と。
きらきら音楽院主宰の伊藤三絵子先生と。
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Filed under: セミナー — 11:30 PM
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