作曲家の死因

ルードヴィッヒ二世の建てたノイシュバンシュタイン城

なんだか暗いタイトルですねsweat02.gif以前からこれをブログで書きたかったのですが、本がどこに消えたか見つからず、先程、出て来ました!

表になっているページbook.gifがあります。

うーん、老衰は、ハイドンとR.シュトラウスだけ。確かに、作風からして健康そうです。それぞれ、74歳、85歳が没年齢となっているいるので、当時にしては長寿です。(以下括弧内に没年齢を記します。)

さて、短命だったモーツアルト(35)は、映画などでは暗殺説もありますが、ここでは、腎不全・水銀中毒となっています。

シューベルト(31)の死因は、敢えて控えてみます〜。

ショパン(39)とウェーバー(40)は結核

バッハ(74)は、高血圧・脳卒中ヘンデル(74)も脳卒中です。

ベートーベン(57)は肝硬変で、これはアルコールの摂取量が多かった為の様ですが、彼は他に耳硬化症と他2つ程病気を持っています。

ワーグナー(70)は心筋梗塞で亡くなっていますが、現代風に言えばボーダーライン人格障害と自己愛性人格障害もみられたそうで、彼を偏愛したバイエルン国王ルードヴィッヒ二世(妄想型精神分裂病を発病)との引き寄せも頷けます。

マーラー(51)敗血症〜何から敗血症になったのだろう。

ドビュッシー(56)は、直腸がんで、第一次世界大戦の終わる1918年に亡くなっています。

シベリウス(92)は脳出血だそうですが、長寿ですね。脳出血…フィンランドは、寒そうですものね。

イタリアのプッチーニ(66)が、「うつ」を持っていた事は意外でした。

チャイコフスキー(53)…コレラ

この本は、福島章 著「音楽と音楽家の精神分析」新曜社です。

Filed under: 音楽史 — 11:16 PM
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2 Comments »
  1. そちらの被害は如何ですか?こちらは神戸です。あの震災での被災者として身が凍る思いでいます。また同業者として、さぞ多くの楽器・楽譜・資料など、失われたのではと心配しています。
    このサイトを開いたのも、次の東南海の地震ではどうなるか???それで生徒にも「生きている事は必ず死がある!偉大な音楽家の最期はどんな病気だったか」を話合って調べました。
    どうぞ負けないで立ち上がって下さい。祈っています。

    コメント by 岡安 早苗 — 2011年3月20日 4:45 PM
  2. 岡安早苗様

    始めまして!コメント有難うございます。
    先生は、阪神大震災を経験なさったのですね。どんなにか大変でした事でしょう…。

    楽譜等は無事ではありましたが、原発の事もあり、片付けられる状況ではないのが辛い所です。
    原発での避難は、作曲家にたとえれば、ショパンがワルシャワを離れたような心境です。

    避難をしても、故郷を想い、心が晴れるときはない…そんな感じではありますが、落ち着いたら、元気に再建して行きたいです!
    がんばります。
    有難うございました。

    コメント by 池田敦子 — 2011年3月20日 11:40 PM
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