2009年8月28日
作曲家の死因
なんだか暗いタイトルですね以前からこれをブログで書きたかったのですが、本がどこに消えたか見つからず、先程、出て来ました!
表になっているページがあります。
うーん、老衰は、ハイドンとR.シュトラウスだけ。確かに、作風からして健康そうです。それぞれ、74歳、85歳が没年齢となっているいるので、当時にしては長寿です。(以下括弧内に没年齢を記します。)
さて、短命だったモーツアルト(35)は、映画などでは暗殺説もありますが、ここでは、腎不全・水銀中毒となっています。
シューベルト(31)の死因は、敢えて控えてみます〜。
ショパン(39)とウェーバー(40)は結核。
バッハ(74)は、高血圧・脳卒中。ヘンデル(74)も脳卒中です。
ベートーベン(57)は肝硬変で、これはアルコールの摂取量が多かった為の様ですが、彼は他に耳硬化症と他2つ程病気を持っています。
ワーグナー(70)は心筋梗塞で亡くなっていますが、現代風に言えばボーダーライン人格障害と自己愛性人格障害もみられたそうで、彼を偏愛したバイエルン国王ルードヴィッヒ二世(妄想型精神分裂病を発病)との引き寄せも頷けます。
マーラー(51)敗血症〜何から敗血症になったのだろう。
ドビュッシー(56)は、直腸がんで、第一次世界大戦の終わる1918年に亡くなっています。
シベリウス(92)は脳出血だそうですが、長寿ですね。脳出血…フィンランドは、寒そうですものね。
イタリアのプッチーニ(66)が、「うつ」を持っていた事は意外でした。
チャイコフスキー(53)…コレラ。
この本は、福島章 著「音楽と音楽家の精神分析」新曜社です。
Filed under: 音楽史 — 11:16 PM
そちらの被害は如何ですか?こちらは神戸です。あの震災での被災者として身が凍る思いでいます。また同業者として、さぞ多くの楽器・楽譜・資料など、失われたのではと心配しています。
このサイトを開いたのも、次の東南海の地震ではどうなるか???それで生徒にも「生きている事は必ず死がある!偉大な音楽家の最期はどんな病気だったか」を話合って調べました。
どうぞ負けないで立ち上がって下さい。祈っています。
岡安早苗様
始めまして!コメント有難うございます。
先生は、阪神大震災を経験なさったのですね。どんなにか大変でした事でしょう…。
楽譜等は無事ではありましたが、原発の事もあり、片付けられる状況ではないのが辛い所です。
原発での避難は、作曲家にたとえれば、ショパンがワルシャワを離れたような心境です。
避難をしても、故郷を想い、心が晴れるときはない…そんな感じではありますが、落ち着いたら、元気に再建して行きたいです!
がんばります。
有難うございました。