2009年6月18日
フォーレは夕暮れ
この写真は、一昨日のと同じ場所。時間はサマータイムで21時頃だったでしょうか。
作曲家のフォーレ、そしてショパンは、夕暮れを好んだと言います。
夜の帳が降りて、真っ暗になる前の何とも言えない夕暮れ時。
私は、その事を自分の先生からレッスンでお聞きした時、帰りの新幹線で、『夜になる寸前、寸前…』と、その色を探し求めたことがあります。
その時は、『こんな感じかな〜』と思いながら、ずっと車窓を見ていて郡山に着いてしまいましたが、何かがやっぱり違いました。
その後、南イタリアで、そして南フランスでまさにその夕暮れの色に出くわしました!この写真よりも、もっとビンゴな空の色合いを沢山目にしました。(この写真の時間よりも前のもう少し薄い色合い。)
私が「フォーレの色だ!」と大騒ぎしていたので、同行者も一緒にその色を探してくれました。
その時観た、夕暮れの色合いと漂って来る香りは、フォーレを弾く時、ドビュッシーを弾く時、とても役立っています。
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