大曲と、いかに飽きずに向き合うか
これは、かなりへんなタイトルです。
私達の場合、ピアノの曲に取り組んで「飽きる」はあまり無いからです。(…好きな曲なら…)
この日に、この可愛いポンポンのゴムを下さった、20代の生徒さん、とても意欲的に、いつも複数の曲を平行して練習なさっています♪でも、弾ける様になると曲に飽きちゃう…曲を変えたくなってしまうというので、せっかく始めたバラード1番で、「掘り下げる事」をぜひ学んでいってほしいです。
…といっても、「掘り下げ」程、抽象的な言葉もありませんね。
呼吸の取り方、各場面の音の出し方は、積み重ねが無ければ分からず、自分一人では、「引き出し」が無い状態となり、どこをどうして良いのやら…そして飽きてしまう。
この、「どこをどうするか」という事を、真剣に掴み取ることが大事な様に思います。
冒頭から、テーマに行く辺りは、時間をかけて良く考えて、音楽が語れる様になると良いですね!
目でも耳でも 良く観察すること…。バラードは「物語」という意味通り、本当に様々なパッセージ、場面が展開されて行きますよね!
特に、ト短調のバラード1番は、スペクタクルな大叙情詩です。
ソット・ヴォーチェで中間部が表われる所、その甘美なメロディー、その後アルペジオの伴奏に乗って、発展して行く所が、私はとても好きです。中間部のモティーフが拡大されてffで奏される所も圧巻ですね!
私は、大学2年の後期の試験で弾いた思い出の曲です。情熱的なこの曲に合わせて、赤いワンピースで挑みました(笑)(勿論かなり内容も勉強しました!)
この時に限って、恩師から夜にお電話を頂いたのですが、教授室での評価が良かったと…。あの時は本当に嬉しかったです。
突如、自慢めいた思い出話に逸れました。(確か、勝間さんでしたか、ブログで自慢を書くのは、一番楽な方法で、更に、グチよりはタチが良い…そうです)
今弾いている曲に、愛情を持って弾いていくと、飽きる事はなく、新鮮な発見の連続になるのではないかとも思ったりします。
本当に好きな、続けられそうな曲を選ぶ事、そして、何度でもそのフレーズと、新しく「出逢う」こと…ですね!
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