2011年7月28日
「ギムレットにはまだ早すぎるね。」
このセリフは、レイモンド・チャンドラーの名作「長いお別れ」(村上春樹訳では「ロング・グッドバイ」)に出て来るセリフだそうで、最近知りました。
主人公の私立探偵フィリップ・マーロウに、友人のテリー・レノックスが言った言葉です。
「ギムレットを飲むには、まだ少し時間が早すぎる。」という意味と、話の真相の鍵となる意味も含まれている様です。
ジン・ベースのキリリとしたカクテル、ギムレットにぴったりな、ハードボイルドのミステリー小説。
お酒も、音楽も、そうした背景を知ると、益々、面白いですね。
写真は、ギムレットではないけれど・・・
村上春樹訳で読み始めましたが、先に出ている清水俊二訳の装丁にも惹かれます。
No comments yet.