何故だか心が渇望し、どこか満たされない日々。
コロナ期を境に、海外からの巨匠の演奏を聴きにいくこともなくなってしまい、心の底からの感動を芸術で味わうことも少なくなってしまいました。
すごい公演のチラシを見かけてしまい、「え、その日は、、」と躊躇しつつも、数日間気になってしょうがなくなり、エイとポチっとしてしまいました。

たんにイメージ画像
以前は、来日するアーティストのリサイタルを足繁く聴きに、滞在時間が短くても遠くまで行きました。
その頃は、今より練習時間も短かったですが、そのころに養った耳が、どんなに役に立ち、何より心が豊かになったかは計り知れません。
ポリーニ、リヒテル、ラローチャ、アーメリンク、アルゲリッチ、ギドン・クレーメル、ミッシャ・マイスキー、ジェシー・ノーマン、アグネス・バルツァ、ヴァシャへーリ、デームス、ルプー、シフ、ツィメルマン、ピリス、ブレンデル、ペライア、バーバラ・ボニー、ベロフ、、ハイドシェック、ルイサダ、ポゴレリッチ、ムター、ゲルネ、ゲキチ、ロジェ、デュメイ、エマール、園田高弘さん、花岡千春さん、藤井一興さん、聴きにうかがった演奏家は、まだまだ沢山。(ピアニストだけでなくvl. vc. vo.の方も混ざっています。)この中に、故人となられた方も多いですね。
生で拝聴したかったなと思うのが、安川加壽子さんと、田中希代子さんです。

音楽を越えた感動に包まれる体験に、我を忘れるその時間。
そういう時間にまた出逢いたいです。

