古典派の代表的な音楽家は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、
また、生徒さんに馴染み深いのは、ソナチネを作曲したクレメンティーや、クーラウも同時代の作曲家です。
バロック時代は、音楽が、神様(教会)に捧げるもの、あるいは、生活の憂さを晴らすためにダンスを踊る時のものだったに対し、
王侯貴族 (これは、バロックもそうです)から市民のためのものへと移り変わる転換期でした。
ハイドンは、ハンガリーの大貴族エステルハージー家に長い間雇われていました。
モーツァルトは、父と一緒に、若い頃はザルツブルグの大司教の宮廷音楽家でした。
ベートーヴェンの父も宮廷音楽家でしたし、作品の殆どは貴族に献呈されています。
宮廷用の曲は、作風が雅びというか、優雅なんですね。
構成感もしっかりし、整然とされています。
しかし、1789年のフランス革命で、王政が倒れ市民に自由と力が与えられました。
フランス革命が転換期となり、音楽も市民のものに❗️
ですから、古典派のあとに、ロマン派という感情を吐露する時代へ入っていくのです。
モーツァルトがウィーンに移り住んでからと、ベートーヴェンは、フリーの作曲家でしたので、演奏会というのも、普通に開かれるようになりました。
古典派の演奏形態
弦楽器や管楽器の小編成の室内楽が、宮廷では便利な音楽隊となりました。
この頃、オーケストラという大編成の管弦楽や、声楽+劇+管弦楽のオペラも成熟してきました。
モーツァルトの才能の方向性は、オペラにあり、
ベートーヴェンは、交響曲の分野が非常に優れておりました。
この辺をヒントに、生徒さんたち、作品への理解を深めていってください!