「シャンパンと音楽」1

立ち上る、泡あわ!!

花火、龍などと共に、昇るものは、おめでたい席を祝う代名詞です。

このコラムでは、「ワインと音楽」のコーナがあり、年頭らしく「シャンパンと音楽」のマリアージュをしたいと思います。

ウィンナー・ワルツ

ヨハン・シュトラウス親子に代表される、ウィンナー・ワルツ。

シュトラウス2世の「青き美しきドナウ」で有名です。

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが毎年元旦の夜に中継されますね。

今年は、クリスティアン・ティレーマンの指揮による、夏から練られたプログラムが披露され、素敵でした。

ウィンナー・ワルツに象徴されるのは、雅やかな「上昇する音型」です。

(フレーズは、上ったら、今度は降るのですが・・・)

聴いているだけで、華やかなおめでたい雰囲気に包まれますね。

ウィーンフィルの団員は、ウィーン音楽大学の出身者がほとんどで、団員になられたのちも、母校で教鞭を取られたり、付属の少年合唱団と教会で演奏されたりもするそうです。

ウィンナー・トーン(音色)の魅力の3つの理由として

1、独自の楽器、2、楽友協会ホールの音響  3、音楽教育 と興味深いことが放送されていました。

同じ学校、同じ系統の先生など、一つの源流から学ぶなかで、統一されたサウンドが生み出される。

理にかなって納得します。

「175年以上の伝統、演奏方法、音感を守り、独自の響きを次世代に伝えたい」。

ピアノでも、自分の「トーン」「サウンド」(音色)を持つって大事です。

自分の奏でる音色のクオリティーに責任を持つということです。

ウィンナー・ワルツには、曲想に、濃い個人的な感情はあまりないのが、さらっとドライな「シャンパン」に合うのでは、と思った次第です😊

シュトラウス2世には「シャンパン・ポルカ」という名の曲もあります!

続編はまた♪