「同じ、『水』について書いていても、
リストは、写真のように水を写す。
ラヴェルは、水の状態を描く。
ドビュッシーは、水を見た時の、自分の心の状態を描く。」
作曲家の個性の違いを言い表した、とても素敵な言葉です。
水に反射する光、木漏れ日、波の音、春の土の匂い、生温い風。
水の中で動き回る錦鯉、カスタネットと足踏みや、夕暮れの大気と香り。
音楽の表すものが「感情」から、光の変化だとか、時間の移り変わり、時には「戦争」など
身近な客体になり、
「印象派」など近現代のスタイルへと移り変わっていきました。
19世紀末(20世紀初頭)から第二次世界大戦頃まで。