週末、ふと思い立って、昔の「MD(ミニディスク)」を出して、繋いでみました。
1990年代から2005年くらいまで、よくこれに録音していました。
すると、恩師が、受験生を持つ指導者向けの講習で「ベートーヴェンの講座」を受け持たれた時のお宝MDを発見‼️
「ピアノを弾くには、弾いている作曲者の人柄やその時代のことをよく知っておく」こと、200年くらいのクラシック音楽の流れを俯瞰してお話しされている内容です。
この日のお話しは、現在までの私に、深く染み込んでいるのですが、改めて聴き返すと、恩師がそこでお話しされているように懐かしかったです。
「多様性の統一」という芸術上の概念も、よ〜く覚えていますが、
フラワーアレンジメントに例えて説明してくださって、
「一見ばらばらに見えるけど、まとまっている美しさ」と、
「同じ種類のバラだけでも、綺麗かもしれないけれど、おもしろくはない」。
一番の影響を与えてくださって、私のなかに、すでに染みついているけれど、何度でも聴きたいお話しがそこにはありました。どんなお気持ちであの頃ご指導されていたのでしょうか・・・・