「ワインと音楽」シリーズ、今回はロゼワインに合う音楽を取り上げます!
ロゼワインは、桜の季節に視覚的にマッチするので、ショパン:エチュードop25-2の儚さ、迷い、淡い色調と合うように思います。
南仏に旅した折、ロゼを飲みながら、ドビュッシーのプレリュード第1巻より「アナカプリの丘」のハバネラのリズムが、ニースの海辺とぴったりきて、頭から離れなかったこともあります。
でも実は、屋外のイメージのロゼはクラシックが浮かびにくいのも確か・・・。
ジェシー・ノーマンの濃厚な歌声と、ミシェル・ルグランの粋で華やかなピアノの織りなす「Summer Knows」(思い出の夏)で、しっとりした短調から、雨上がりのように晴れやかな長調に変わる瞬間を聴く方が、ロゼの軽さと苦さには合っているようにも思います
あるいは、ジルベルトの朗らかなボサノバとスタン・ゲッツのサックスで、爽やかに「P’ra Machuchar Meu Coracao」の間奏が入る場面を感じたり、「デザフィナード」など、流したりした方が、ロゼや白には合う季節となりました。
ロワールの微発泡のワインでは、白のヴーヴレも有名ですが、先日良いロゼを飲みました。
微かに梅の香りがしました。
あとは、クラシックでは、モーツァルトのK331のイ長調でしょうか!?