このノートは!

母の日の夜、何気なしに本棚から一冊の古いノートを見つけました。

表紙は祖父の字、中身は、父の懐かしい筆跡で綴られていました。

初めて見るノートは、どうも、出生の記録のようで、お寺の方に鑑て頂いた名前の由来や、どんな人になってほしいなど書かれていました。

頁をめくるに従って、お祝いを頂いた方の金額やお返しの品名、お七夜で出した御膳の中身など(笑)詳細に記載、なにより、ひと月弱早く2,540gで生まれた為、保育器に入っていた記録「丈夫に」との願いにあふれていました。

「世知辛い世の中において、日本人としての義理・人情にたけた人になってもらいたい」には、父らしさを感じました。

この5月は、祖母や祖父の命日や、父の誕生日と命日も近く、なにかの形で、あの世からメッセージを送ってくれたのかもしれないと、大切なノートの存在に支えられた気がしています。

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日々のこと — 12:08 PM  Comments (0)