春に聴いた3つの演奏会

こんにちは。ペルルピアノ教室主宰の池田敦子です。

このところ、3つのリサイタルを聴きにまいりました。

3月22日、仙台イズミティ21にて、当代随一の巨匠アンドラーシュ・シフ。

バッハから古典派を中心に、ブラームス、ショパンまで、3時間の惜しみのない比類なき演奏を堪能しました。今回初めてシフを聴かれた生徒さんのお母さまからも、終演後LINEで「弱音の美に涙した」とお伝えいただきました✉️

3月9日、浜離宮朝日ホールで、現在ご指導いただいている樋口紀美子先生のリサイタルを拝聴しました。

素晴らしいお姿で、格調高い演奏が圧巻でした。

先生は、10年ほど前からは楽譜を置いて演奏されるようになったとお話しされていましたが、シューマンの「子どもの情景Op.15」「交響的練習曲Op.13」は暗譜で演奏され、その集中力の高い、勘所を押さえた音楽に心を奪われました。

8月のピアノコンチェルトの公演に向けて、シューマンに取り組んでおられます。

会場には、著名なピアニストの姿も見られました。

叔父様の故・乾春男様のウィットに富んだ作品では、生命力あふれる息吹を感じました。

新幹線のダイヤ改正により🌸終電が20分早まり、アンコールはモニターで拝聴。


4月12日、大阪、豊中市立文化芸術センターにて、和田真紀さん「還暦コンサート」🌹

仲間と一緒に赤いお花スタンドをお贈りしました。

満席のお客様に見守られ、5年間温めてきた企画を叶えられた真紀さん。

青木理恵コーチのもと、一緒に学んだ仲間たちとも再会しました。

ラフマニノフの冒頭から、あたたかで確かなテクニックと、芯の強さを感じる音楽性。

前方で聴いていた生徒さん方も、身じろぎせず聴き入っておられました✨

後期ベートーヴェンソナタOp.110のアリオーソの部分、「何を想って弾かれたのですか」の問いに、

「亡き母を想って」と答えられ、説得力ある演奏に納得しました。

その「嘆きの歌」から昇華した最後のフーガは、彼岸の音楽で見事でした。

春の始まりの静けさ、温かな記憶にもつながる一貫した空気がありました。