「好き」が育たないわけは

ピアノを「好き」な気持ちを育てるのは、トロフィーをとってもらうのよりも難しいことに感じています。

なぜなら、結果のためにやっているなあ〜、と思うことが多々あるからです。

自分で調べたり、楽譜を購入したり、時間と対価をかけてまで、好きだ。という感情に出会えたら、心の底から応援したくなります。

全て同じ曲

例えば、一つの曲を、幾つもの版で検証してみる。

何人ものピアニストで聴いてみる。

「Why」を求めて、答えを探すのです。

そして、自分で何度も試してみる。

そんな関わり方が出来れば、もっともっと知識も広がっていき、楽しめるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。

小6の頃、私は「幻想即興曲」のレコードを聴き、『この曲を弾く人は世界中でいっぱいいるだろうけど、私は、その中でも素敵に弾きたいな💓』と心に秘めたことが思い出されます。

自分の弾いている曲でなくても、楽譜を買ったり、CD屋さんに通って、沢山聴きました。

一事が万事、好きなこと、必要なことには身銭を切ってきたので、その分、無形の返ってきたものも大きいなと感じています😊

「自分を忘れて、ひとつの曲に身を打ち込んで、その曲の底まで探りつつ音楽そのものを表す」といったことが最近読んでいる本に書いてありました。

私も、こうした姿勢でいたいと思います。