北海道胆振東部地震により被災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。
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虫の声、清々しい秋の空、やっと落ち着いた季節の到来です。
暑い夏の盛りには、色んなことに挑戦しました。
写真もその一つです。
いつも、ひとつの道を歩んでいるので、たまには、別の角度から「表現」を学んでみたくなります。
これまで、若い頃からの趣味の習い事といったら、フラメンコ、社交ダンスなど、どこか音楽と結びつきのあるものが多かった気がします。
リサイタルを聴きに行くことや、絵画やバレエを観たり、料理もワインも、本を読んだり、色んな土地を訪れるのも、長年の蓄積で、詰まるところは、演奏するときに、良いセンスを身につける為だったりします。
写心の宿題
写心の宿題で、「自分の好きな写真を100枚集めてくる」というのがありました。
自分で選んだ写真には、どこか共通点がありました。方向性が見えてきます。
これをピアニストの演奏に置き換えても、面白いと思います。
同じ人の撮る写真には、色彩、空気感において共通点があり、そこも、ピアノと似ているなと思いました。
二つ目の宿題は、
自分の「想いを込めた1枚」を撮って来ることでした。
私は、”夫が私に褒められて(笑)嬉しそうにピアノを弾いている写真”を印刷して行きました。
どの様な背景においても、「気持ちの込もる」というのは、表現の基本だと思います。
ピアノの生徒さんたちは、ひと夏を越して、各々が、どこか上達しているように嬉しく思うこの頃です。
私は、今回、写心を通して、「ありのままに撮られることで、自分の色んな姿を受け入れること」も学びました。
またピアノとの共通項発見。
ピアノは、その上達の過程で、自分の「足りないこと、今は出来ていないこと、性格、問題」様々な壁を突きつけられます。
すべてと繋がっているのです。
それを、見たくないと、目を塞いでしまっては、成長が出来ません。
そして、そんなに簡単に何もかも出来てしまっては、こんなに長い間、続けている価値があるはずもありません。
たまに息抜きをしながら、また長い道を歩いて行こう、この秋の落ち着きとともに、気持ちを新たにしました。
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