本番に向かっているときこそ解ることもある。

先月末のこと、リトミックの試験で、無事合格いたしましたが、その前の練習で「本番に向かっているとき人は上達する」を改めて実感しました。

『来週が試験、明日が試験、、』と迫ってくると、それまでとは違って練習に身が入り本気になってきます

リトミックですから、身体を使って手拍子を打ちながらステップしたりするのですが、それまでの一年間でやってきたことを思い返し、まるでローザンヌ国際バレエコンクール(かなり大げさです!)にでも出ているかのように、伸びやかに動いてみたり、スイスの作曲家であるダルクローズ(リトミックを考案した)の思想に触れた気持ちになったり、本気のときは得るものは大きいです。

ピアノに置き換えて、生徒さんたちをみていても、ご自身の披露宴で演奏したり、伴奏を引き受けたりと、大勢の大事な方々の前で弾くために練習されているときは、こちらも、「演奏の本番前のコツ」を少しでも多く伝えたいと力が入りますし、ご本人方のやる気も違います

演奏活動の経験からしか、伝授できないものがあります

普段の練習だけでは、見落としてしまうことが、切羽詰まったときにこそ、身につく・・・それが重要な場面であればあるほど、大事なことに気がつくものなのかもしれません。