やわらかな感性〜幼児さんのレッスン

更新が滞ったまま、7月を迎えてしまいました。明日はもう七夕です。
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我が家の庭には、除草剤を撒いてないので、草がすぐに伸びて、「草むしり」に毎週てんてこまいです
おいで下さっている生徒さんに、ぼさぼさの庭でお迎えするのは申し訳ないので、せっせとむしっています
刈ってミー○の刃も、だめになって、ほとんど手で全て行っていますが、土と触れ合うと、とても気持ちが良く、爽快です

これから梅雨も明けたら、ますます成長してしまうので、そろそろギブアップして、除草剤を一応買っては来てみました
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(山梨の身延の方の、「あじさい寺」のフォトとは関係ありませんが、一緒にupしますね*^^*)

先日4歳になったばかりの生徒さんとのレッスンは、毎週、内容をアイデアでふくらませ、オーダーメイドのカリキュラムを作成しています
リトミックあり、色んな楽器体験、弾くこと、かくこと、盛り沢山
男の子は、身体能力が高く、身体を動かすことが大好きですね
でも、じっとしていることも出来て、のみ込みの早い、とってもおりこうさん。
お母様のしつけが素晴らしいのです。
この間は、別のおともだちの演奏をDVDで観て、初めての別室に入って、新鮮そうでした
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小さいお子さんがピアノを始める前に、家庭に音楽があった環境、きっかけがあります。
大人の生徒さんに聞いてみても、始める前にピアノがあったとか、お父様が音楽好きだったなど、知らず知らずに目にしたり耳にして、「好き」を受け継いだ環境ってありますよね!
山梨にいる間に、こちらでご縁のあった生徒さんには、ずっと「音楽」がそっと寄り添って、色んなことを乗り越える力となるよう願いを込め、全力で、出来ることをしていきたいです。
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ピアノは、(音色もさることながら)フォルムが美しいと、常々思います
黒々と光り、曲線のなめらかな形状。
その箱から、ハンマーが弦を打ち振動して、音色が共鳴し合い、奇跡のようなしみじみとした情緒が、優れた作曲家によって、描き出されてきました。
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それでも、日本における西洋音楽の歴史は、たかだか、130年くらいのものです。
本場ヨーロッパには、到底、文化が追いつかないのです。
だからこそ、豊かさの象徴がピアノでなくても良くなった現代、楽器が売れなくなったり(すみません)、習い事としても、他の価値観を持った方々も沢山いらっしゃることでしょう。
もともと遠い西洋の文化を、ただ「弾く」行為だけでは、理解することはむずかしいですね。
例えばですが、お家の片隅に、上が物の置き場になって何年も蓋を開けていないアップライトピアノや電子ピアノ…それが「ピアノ」のイメージになってしまうとすれば、部屋の場所をくうもの、といった可哀想な存在になってしまいます。
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中学生や高校生や、その保護者の方々は、将来を考えて仕事に即結びつく様な、現実的な資格を取ること…などに、重きを置くでしょうし、それは勿論大事なことです。

生きていくためには、芸術は、すぐにお金には結びつかないかもしれないのは、現代も、ゴッホやモディリアーニの時代も変わりません。
しかし、「文化」そのもの、情緒の豊かさが、どれほど、人間の心を豊かに、しなやかにしてくれるか、ということを忘れてはいけないですね
心、精神的なものが、間接的に「生きる力」を育んでいくのだと思います。

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