2014年9月19日
秋風の吹くころに
ここ1ヶ月は、私が長年教えた元生徒さんの、突然の悲報に接し、何をやっても心にかかっていました。
ブログに向かう気持ちにも到底なれず、久々の更新となりました。
来週、郡山にレッスンと所用があって帰る機会に、写真の中の彼女に会って来ます。
澄んだ空を仰ぎ、涼やかな秋の風が吹くこの時期、何とは無しに、心の中にも、すきま風が吹きます。
今私は、充電期間でもある訳なのですが、勉強をする中で、価値観も随分変動したりしました。
例えば、レッスンの時に、弾くのが長いか、お話にもどの程度、一定の時間を取るかという問題。
数分でも長く弾いていないと、レッスンじゃないと思う生徒さんもいる、
ピアノ教室である以上、長くピアノが鳴り響いてないとという、講師側の配慮もある。
けれども、より良く弾くには、根本的なことを良く理解してもらわなければならないので、ある程度の話は必要になる訳です。
お稽古としてのピアノか、アートとしてのピアノか、
そんな線引きしてもしょうがないけれど、ならばお稽古って、難しいレベルの曲に挑戦したり、曲が進めばいいというわけではないとも思うのですね。
ブログでこうしたことを書くのは難しいし、口頭でいえば伝わるかというと、そうでもないのです。
制約や、理解に対する開き、価値観の違い。そうしたものが、口をつむぐ方に向かわせてしまう。
これは違うだろうというレッスンで、つい妥協してしまう。
また、新規に多くの方々のお役に立てる日を迎えたら、少し勇気を持って、自分の勉強して来た真実を大切に出来るレッスンを、想い描いています。
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