中学生になってピアノをやめなきゃいけない理由はない
最近は、お問い合わせの状況をみていても、どんどんピアノを始める年齢は下がって来ている傾向にありますが、一方で、中学への進学を境に「ピアノを続けられるのかな」と考えてしまう方もいらっしゃるようです。
ですが、お母様達のほとんどは、一度ピアノを始めた以上は、将来どんな形であれ「音楽のある生活を一生楽しめる様に」という願いを持たれていらっしゃるということが、一月末に行った教室の面談の際に明らかになりました。
実際にレッスンを続けている中学生の生徒さん達に、ピアノを続行するか否かを悩んだ事があるかどうかを、インタビューしたところ、こんな答えが返ってきました。
・小さい頃から続けていたピアノを、やめようという考え自体浮かんだ事がない。
・中学生活(勉強や部活)と、ピアノは両立出来る 。
・ピアノを弾くと、中学校生活のゴタゴタを忘れられて、とても気持ちがいい。
・せっかく今までがんばってきたのに、中途半端で終わらせるのはいやだった。
・ピアノをやっていると、合唱コンクールの伴奏が出来たり、学校で活躍出来る。
お母様も、ピアノがなくなったら「(勉強等の)逃げ場がなくなっちゃう」と微笑んでいらしたのが印象的でした。
私自身も、中学に入ったばかりの時期など、殆どピアノの練習はさぼり気味でしたが、やめるという感覚はなかったです。
練習していない状態でレッスンに行っていたことも。罪悪感と意識はしていませんでしたが、先生のお宅に伺ったときの、バツの悪い、足が向かない感じは、今でも覚えています(汗)そのかわり、練習して行けた日の、スッキリ感といったらありませんでした!
コーチング・レッスンで著名な保科陽子先生にも、お話を伺ってみました。
「思い込み(ビリーフ)が、はじまるのが思春期」
「中学生になったら忙しいから、ピアノをやめなきゃいけない」は思い込みの一つ。
レッスンに来るだけでも、そこで練習して行っただけでも、大分違うもの
という、力強いメッセージを頂きました!
2週間前にお話を伺ったある先生には、
「回数を月3回にすると、テスト前などはそちらに専念出来るだろう」
という案も伺いました。
また、ある先生からは、
「高校進学や就職試験の折に、(内申書などでも)勉強や部活以外になにかあるということは、大きなアピールポイントとなる」という、思い及ばなかった事実も教えて頂きました。
「合唱コンクールでの伴奏経験、ステップなどでの勤続表彰なども、全て学校でも評価される」とのことです。
これは、お教室のお母様たちが仰っていらしたお言葉だそうです。
実際に私が教えている中学生の生徒さん達も、忙しい時に練習が出来ずに、レッスンに来て覚えて行ったり、それが貴重な「練習」の時間になっている様な時もあれば、すごく練習して来る時もあり、そのあたりは、小学生でも中・高生でも変わりはありません。
忙しい時は、進むのがゆっくりだとしても、確実に曲はいつしか仕上がっていく、それは悦びと自信につながるようです。
私自身想うのは、年を重ねるごとに、いつもピアノとは新鮮な出会いがあり、曲の本当のよさがわかっていくのは、ある程度大人になってから。それを味わわざるして、自分から線をひいてしまうのは、やはりもったいないのにな…ということです。
続ける方向で考えていらしても、学校で色んな周りの意見などもあるでしょう。
左右されずに、自分と音楽との関わりは、自分自身を育む環境が育ててきたもの、大切にしていってほしいです♪
最後に、音の葉の永瀬先生の仰った「なにごとも「価値」を感じなければ…」というお言葉で締めたいと思います。
貴重なご意見を下さった先生方、ありがとうございました。
教室の方々や、同じ悩みをもたれる方々と、シェアさせて頂きます!
今回は、「続けようよ」といったことで、考えてみました。
「続けられなかった方たちの気持ち」も考えてみたいと思います。
__________
ランキングに参加しています♪
よろしければ、応援して下さいね。
No comments yet.