2012年4月11日
コルトーのピアノメトード
コルトーの「ピアノテクニックの合理的な基本原理」を知ったのは、大学の時でした。
その当時の楽譜には、(私の走り書きで)はっきりと、「コルトーの練習、毎日片手10分」と書いてありますね。(曲の練習前に、指の練習がこれだけなら、集中力を残しておけて、それこそ合理的だったのかもしれません…笑)
この練習は、今でも、本番数日前から必ずやりますし、生徒さんにも勧めています。
行なうエクササイズは、1章の1aと、手首や腕回しだけなのですが、5本の指を鍵盤に埋めたまま、一本ずつ3連符で、独立させて動かしていくのは、大変気持ちの良いものです!
始めは、弱い4の指など、押さえている指が浮いて来たりするのですが、しばらくすると、そんな事もなくなります。
コルトーのテクニックの本は、当時は、サラベール社のものしか出ていませんでした。
水色のこの楽譜に、フランスの風を感じ、誰にも秘密にしておきたい様なテクニックの楽譜でした。
説明が英語でしか書かれていないので、従兄弟に全て訳してもらって、お礼はピアノ曲のCDでいいよと言われたのを思い出します(申し訳ない!)。
…、時は過ぎ、邦訳のものが出た時は、ちょっとガックリ来ました^^:
昨年、Twitterで、中嶋恵美子先生(「あきらめないで!ピアノ・レッスン」の著者)とお話ししていたら、丁度この話題で盛り上がりました。その後で、中嶋先生がブログにお書きになった記事からは、コルトーのこの楽譜の真髄が精妙に書かれています。そちらもご紹介させて頂きます。
Face bookでお友達にしていただいた山宮です。
こちらでの書き込みは初めてですが、いつも楽しくブログを拝見しています。
私の大好きなコルトーメトードについての記事でしたので、思わずコメントしていました。
私は小学校3年生くらいの時からこの楽譜を愛用していて、今はもうかなりボロボロ。そろそろ買い替えようと思うのですが、愛着があり、30年ほど使っています。
中嶋先生の記事も拝見しましたが、感服しました。私はあまり何も考えずに使用していますが、深い洞察力はさすがですね。
これからも宜しくお願いします。
わあ、山宮先生ですね!コメント頂き感激です!
ありがとうございます♪
今日は、午前中東京に行っており、ご返信遅くなり申し訳ありません!
先生のブログ、いつも素晴らしいですよね(*^^*)文章に清潔感があって内容も濃くて!
ぜひ、こちらの「読んでいるブログ」にリンク貼らせて下さいね♪
コルトーのメトードを小3から愛用されてたって本当ですか!!
私、実は、この記事で『どなたか、この本に詳しい方、色々教えて下さい』なんて書きたい程だったんです。
山宮先生は、きっと、最初のページだけでなく、他のページにも精通なさっていらっしゃるのですね^^
ああ、うらやましい!金沢まで、お習いに行きたいくらいです。
その本を、お小さい頃に与えて下さった先生も、進歩的な方ですね。
中嶋先生の記事は、本当にどうしたらあんなに研究出来るのかという程深いですよね。
どうぞ今後とも、宜しくお願い致します!