2018年4月22日
ピリスの引退リサイタル② 17日
ピリスの最後の日本ツアーは、来週まで続く中、私は4月17日に2度目を聴きに行き、最後となりました。
ピリス といえば、私にとっては、モーツァルト。
この日は、代表的なK332とK333が演奏されました。あと、シューベルトのop.142です。
モーツァルト、最高でした!
幾度となくCDでも聴いてきた、ピリス のモーツァルトを生で聴くのは、初めてだったかもしれません。
音がまろやかで、艶やかで雅やか、切れが良く、愛らしいモーツァルト!
この上ない幸せと、本当にもう聴けないのかという相反する惜しい気持ちで聴きました。
シューベルトのop.142も豊かで、美しくリズミカルで聴きごたえがありました。op142-3が有名ですが、op.142-2が好きです。
「愛を歌うと悲しみになり、悲しみを歌うと愛になった」と自身が言ったシューベルトの溢れるメロディーは、メロディーメーカー、歌曲の王であることを再認識させられます。
初日はサイン会があった様なので、CDを2枚買いました。この日はなかったです。
この夜の演奏会、本当に聴けてよかった。
忘れずにこの記憶を持ち続けたいと思う、素晴らしい夜でした。
「ピリスさん、これまで有難うございました。」この一言に尽きる、忘れ得ぬ演奏です。