認知症予防とピアノ

認知症の介護原則の一つに、「できないことをやらせない」ということがあります。
失われた機能を使おうとすることは、労の割に実が少なく、かえってご本人にとって、失敗体験となり、意欲を低下させる原因になるからです。
むしろ「できること」に目を向け、成功体験を積み重ねていく必要があります。

認知症が比較的進行している場合であっても、
音楽に対する反応性はかなり残っており、心身の活発化、心理や行動の安定などの効果が望まれます。
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右手と左手を5指別々に動かすピアノは、認知症予防にも効果があると言われております。
しかし、苦手なことを無理にやるのでは逆効果。
少しずつ達成感を得ながら、指だけでなく、音から伝わる情動に耳を傾け、懐かしく耳馴染みのある曲などから弾いていく、または、音楽を聴くという受動的な楽しみを持つことでも、感覚の刺激とリラックス効果により豊かな時間を持つことが出来るでしょう。

認知症の約50%は、アルツハイマー型認知症で、女性に多くみられ、海馬の変性や側頭頭頂葉の機能低下により、記憶障害を中心とした認知機能障害が起こります。
次に多い、血管性認知症は、脳卒中(特に脳梗塞)からの発症が多く、前頭葉の機能低下します。男性に多くみられる傾向にあります。

「老いることは、生きることである。」
どんな場合においても、尊厳のある暮らしを守る・支えることは、人の一生という大きな流れの中で重要なことですね。

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