「自分の音、聴いてる?」山本美芽先生出版記念パーティー


12/14(金)は、音楽ライターの山本美芽先生の待望の新刊、「自分の音、聴いてる?〜発想を変えるピアノレッスン〜」のご出版記念パーティーでした。

新宿、センチュリーサザンタワーの日本料理の個室にて、ランチ会の形式で行われました。


ご執筆の経緯や、これまで1年半の記録をお話になる美芽先生。

お隣の、黒田篤志様(春秋社の元敏腕編集者でいらっしゃいます)からの勧めにより、この度のテーマで本を書かれたといいます。
黒田氏は、美芽先生仰る所の「素晴らしい日本語をお話しになる」のお言葉通り、語彙の豊富さだけでなく、文芸調の言葉のセンスに溢れた方で、今後のピアノ教育業界のあり方にも新しい方向性を提言され、大変貴重なお話が伺えました。

音大にみられるアカデミズムとは、また違った、繋がりを大切にした新しいピアノ教育業界のあり方が、音楽を楽しみ支持する人々の層を厚くし、ピアノ教師の確かな位置付けも可能になり得ると言ったお話もありました。

春秋社という格式ある出版社から出された、この度の「自分の音、聴いてる?」は、楽譜には書ききれない音楽の「ニュアンス」といったものや、「聴く力の積み重ねが、弾く力につながる」ということなど、これまでの音楽書でも、語りきれていない分野を、非常に研究された重要な書物ですbook.gif

私は最初、参加者全員に贈られたこの本を、帰りの新幹線で読み始めようとしましたがbullettrain.gif、あまりの内容の充実ぶりにwobbly.gif、執筆の期間が短くはなかった理由が解り、集中出来る環境で改めて読みました。

既に数々の優れた著作を出されている山本美芽先生の、アメリカから戻られた後の初の著作である本書は、一行一行の内容の密度の濃さと、視点の斬新さ、各方面への取材量の豊富さ、ご自身の再レッスン経験、言葉を自在に操りながらも練られている構成全てが、それまでの本から更なるご成長、巧さをみせて下さっているのに、私は驚嘆しましたsign01.gif

黒田氏の話によれば、山本美芽先生は、ほうぼうの有名大型書店でも、名の通った著作家だといいます。

「音楽の上手さ」を、「聴く力を鍛え」ニュアンスを聴き取れる能力と指摘する本書では、微に入り細に入り、幅広くその方法論まで提示して下さっています。

「内的聴覚」についての言及や、日々の「相互作用」のことなど、今後のレッスンでも、観点のコツが絞られて、頭がすっきりしましたflair.gif

「プロセス」を楽しむスタンスの大事さ。ご自身の育児体験、音楽教育研究家、ジャズ・フュージョン音楽ライターとしての豊かな引き出しからの視点を織り交ぜながら、語られる本書が本当に理解出来たら、今よりもっと、音楽を理解し楽しめ、上達するに違いないと、私は、この本の影響が自分に及ぼす後の影響が楽しみでなりません!

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ピアノ教育,書評 — 4:23 午後  Comments (4)

読書の悦楽

今世紀前半の、フランスの名ピアニストのアルフレッド・コルトーについて書かれたこの本shadow.gif、ずっと絶版だった為、随分前に、上野の音楽図書館で閲覧して内容を貪った記憶がありますbook.gif

白水社から、没後50年の記念復刊で、また手にすることが出来るとは、幸せなことですicon_redface.gif

以前読んだ時は、コルトーが創始者であるエコール・ノルマルでの、「レッスンの注意点」や「生徒の練習について」列挙されている箇所を、興味深く読みましたeye.gif

再び手に取った今は、コルトーの勤勉さや、知識人の義父や妻との背景、政治的な関心を持つ傾向など、他に目が行きましたicon_exclaim.gif

しかしなんといっても、この種の読書の愉しみはconfident.gif、開いたら、別の(過去の)時代の知り得なかった情報と、対話出来る事にありますshine.gif

その辺り、音楽に大変良く似ていますflair.gif

遥か雲の上のcloud.gif偉大な人物にshadow.gif、時を経て、僅かでもふれあうことの出来る喜びheart01.gif

音楽ならば、大作曲家の想いに共感したり、啓蒙されることが出来ますhappy02.gif

本を開けば、古き美しき良き時代の音楽界で活躍する、コルトーの経験を垣間見れるsign01.gif

そういった、音楽と、読書の共通性を感じながら、虫の声を聞き、本を開く悦びを感じた秋の入り口でしたicon_razz.gif

アルフレッド・コルトー」 ベルナール・ガヴォティ著 遠山一行・徳田陽彦訳(白水社)

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書評,音楽 — 10:47 午後  Comments (0)

藤拓弘先生の最新刊「レッスン力を上げる55の言葉」


先日、藤拓弘先生の「ピアノ講師の仕事術」の出版記念パーティーの後で、お盆明けにサプライズプレゼントがあるという事をお聞きしていましたclover.gif

今日、レッスン前に、ポストを開けたら、藤先生の達筆な文字の書かれた封筒が…!
早速封を開けると、美しいターコイズブルーが、目に飛び込みますeye.gif
レッスン後に開く瞬間をbook.gif、ワクワクしながら待ちましたconfident.gif

レッスン力を上げる55の言葉」藤拓弘著 ヤマハミュージックメディア
一気に最後まで読んでしまいましたhappy01.gif

「ピアノ指導者が大切にしたい7つの力」に沿って、55の珠玉の言葉がshine.gif、右ページに読みやすく書かれています。

左ページのご説明も、藤先生らしく、シンプルでありながら深く考え抜かれた、心の糧となる沁み入る文章でした。

藤先生は、ピアノ教室コンサルタントとして、ビジネスとして捉えたピアノ教室運営法の著書を3冊出されていますが、今回は、一線を画したピアノ講師のメンタルな部分を支える素晴らしい書物を、世に送られました。

どの分野にも、実務を強化する面と、それを支える精神的な指針となるべきものが必要であると思いますが、藤先生のご著書やCD教材は、広く、ピアノ以外の他の分野の方々が読んでも(聴いても)、納得のいくものという声も良く耳にします。
この事は、ピアノ講師という仕事を、他の職種の方々に理解して頂く時に、非常に役に立ちます。

「55の言葉」は、どのページから開いても、胸にすっと沁み込み説得力があります。
私は、こういった本を待っていましたsign01.gif

第6章の「両立する力」というのは、まさに、女性が圧倒的に多い、ピアノ教室業界において必見でしょう!
家族の支え合ってのこの仕事。

周りの大切な方々に感謝の気持ちを、改めて思い出させて下さる、そして、2学期開始にあたり、改めて襟を正してレッスンに向かおうという新たな気持ちになれる、心の清涼剤の様な良書でした!

藤先生、ご献本を有難うございました。
これからも、ピアノ教室業界の発展を担う革新的な書物を、沢山ご出版頂きたいと期待しております。

発売は、明日、8月24日です。

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書評 — 11:02 午後  Comments (0)

「クラシック・ゴシップ!」は面白い!

藤先生が、ブログでご紹介なさっていらした「クラシック・ゴシップ!」という本book.gif

「いい男。ダメな男。」の副題の通りsweat01.gif、作曲家の素顔が描かれていてsmile.gif、しかも、その周辺の事もきちんと信憑性があり、面白くてあっという間に読了しましたheart04.gif

大作曲家の「男としての魅力に迫る」恋愛話のsecret.gif歯に衣着せぬ女性目線が斬新ですflair.gif

私が書きたい種類の話だったので、わー出てるんだ〜とwobbly.gif、すぐに飛びついて買ったものの、年度末の繁忙期に、中を開いたらのめり込みそうで、やめていたのに、急な反動で読んだら止まらなく最後までいきました(笑)

まず、最初の、「妖し気な相関図memo.gif」に注意を引かれましたがicon_eek.gif、音楽史順なので、はじめはバッハ…なんだか真面目過ぎてスキャンダルがなさそうでaries.gif、そこで何日か停滞していたのに…です^^:

巻末の参考文献を見ると、真面目な固い音楽史の本が多く主に載っていたので、上原章江さんという著者の方は、よほど男女の機微に長けていて、想像力・推察力が働く方だと膝を打ち、大いに楽しめましたhappy02.gif

でも、例えば…、リストみたいなタイプが突然急変して、ドボルザークの様に落ち着くことも、実際はあり得るんじゃないかと思ってみたりsweat01.gif、ロッシーニの話を苦々しく読んだりcoldsweats01.gif、これを読むとドビュッシーを弾きたくなくなったりgawk.gif(爆)、様々な感情が交錯し、さながら週刊誌の様ですが、本当に、音楽史的事実の部分も丁寧に描かれているので、他の事も改めて勉強になります。

ワーグナーの「オレ様的crown.gif」は、作品そのものですし、ベルリオーズに(誇大妄想狂ぶりにsweat02.gif)笑いが止まらなくなったりと、作曲者の素顔と曲の方向性は、切り離せないものだな…と、大いに納得させられる一冊でしたcoldsweats01.gifsign01.gif

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書評,音楽史 — 12:02 午前  Comments (0)

それでも出て来なかった、ラヴェルの本

断捨離しても、いや、片付けしても、以前読まなくなってどこかへやってしまった、ラヴェルの本だけは、見つからなかった…。

本の部屋(笑)にも無かった。。。

フランス近代の作曲家(ドビュッシーとほぼ同時代)のモーリス・ラヴェルの評伝では、弟子のマニュエル・ロザンタール氏の回想録「ラヴェル―その素顔と音楽論」 は、かなり良いと思います。

一番印象に残っているのは、生涯独身を貫いたラヴェルは、晩年、交通事故に遭い、その最期の時に病床に呼び寄せたのは、お手伝いさんだったという事です。

楽壇の人々との華麗な交流などあっても、身の回りの世話をしてくれていたひとが、やはり一番大事だろうな…と、その時、共感したことを鮮明に覚えています。

人工的とか、クリスタルな響きとか形容されるラヴェルの作風の中に、ふと人間的な一面を垣間見るエピソードでした。

他に、猫好きとか、人間としてのラヴェルが描かれている書籍です。

演奏法についてなら、彼の全曲を学ぶ為に、何時間もかけて通い詰めたという、ペルルミュテールの解釈本が、一押しです!

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書評,音楽史 — 12:03 午前  Comments (0)

「あなたがピアノを続けるべき11の理由」を読んで

あなたがピアノを続けるべき11の理由」という本が、発売前からかなり話題になっていました。ピアノ指導者、ピアニスト、落語家、哲学者など11名の方々による「続ける理由」がここにあります。[構成・解説は飯田有抄さん、ヤマハミュージックメディア]

幼い頃からのピアノとのかかわりや、「塾通い」「部活動」などで、ピアノを離れようか迷っている方々へのメッセージには、納得出来る深いヒントが得られます。

「はじめに」の部分で、「いざピアノと向き合うと、自分が音楽の世界の入り口に立った様に思えることでしょう。楽器との付き合いを進めていくと、私たちはある時ふと、自分が出会ってしまったピアノや音楽という世界の大きさや深さを実感するのではないでしょうか。(中略)自分にとって何か「手に負えないもの」、目的の見えない旅を続ける様な…」とあり、そこからして惹かれました。(引用長くなりました。)

この、深さと大きさに気付いた頃から、真剣に取り組もうと努力したし、覚悟して、終わりのない旅を探求している自分自身を代弁してくれている様な言葉だったからです。

ドキっとしたのは、黒河好子先生の言葉、「楽しいレッスン、楽しくピアノそれも大切です。しかし近頃は、「楽しい、楽しい」が多すぎる気がしています。」。これは、私も実はとても共感します。

ピアノは、大変な面も多いからこそ、「楽しい」を入れているけれど、本当の楽しみを味わえる様になるまでの道のりは、平坦な道では決してないから。。

更に、「人は簡単に手に入れるものは、簡単に手放してしまうものです。楽しいだけでは続かないのです。苦労して身につけたものは、そう簡単には手放しません。」ここも、人生全般に言える事ですが、ピアノにおいても、これまでの積み重ねを振り返り、改めて感じ入るものがありました。

理由が「人生の段階で違って来る」というのもいいですね。

どんな事でも、「理由」って大事だと思います。言葉にはっきり出てこない事も、無意識を辿らなければ、出て来ない理由もあるでしょう。ただ、理由を間違うと、幸せな結果も得られない、そんな気がしています。

11名の先生方の「理由」は多くの事を示唆して下さいます。

文末で恐縮ですが、とてもわかりやすくご感想を書かれていらっしゃる藤先生と梶原先生のブログ記事をリンクさせて頂きます。

リーラ・ムジカのピアノ室

鍵盤迷走

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ピアノ教育,書評 — 6:30 午前  Comments (0)

「心を整える」長谷部誠さんの本

先週、生徒さんのお母様が、サッカー選手の長谷部誠さんの著書「心を整える」を貸して下さいました。
教室でお待ち頂く間の、いつも数冊置いてある場所に、お母様方や生徒さんにぜひお勧め図書との事で、私も、早速読ませて頂きました。

本当に、良かったです!27歳と若いながらも、インタビューの時に、しっかりとした事を話すなあと思っていましたが、しっかりとしたメンタル面での裏付けが有ったことが、よく解りました。

「僕は心を大事にしています。」とはっきりと書かれてあります。物事の本質に迫ったり、自分を見失わないためには、「心」をないがしろにしてはいけないんですよね。。
「心を鎮める時間を作る」という事は大事であるのに、それを意識してやらないと、なかなか身につくものではありません。自分と向き合うために読書をする習慣についても書かれてあり、こうした本から、そこに紹介されている他の本へと、読書の幅が広がっていくのも、中・高生には良いきっかけになるのではないでしょうか!

安易に他に迎合しないで、自分を持っている人だと思いました。

副題は「勝利をたぐり寄せるための56の習慣」…。「習慣」になる程、良い心がけを意識して積み重ねていく事は柔軟な信念みたいなものがいると思います。若い方達の指針となりそうな言葉に沢山出会えますので、もう少しお借りしていますので、ぜひ、お手にとってお読み下さいね!

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書評 — 11:50 午後  Comments (0)

大作曲家だって、嫌な思いが沢山あった


ここ数日、風邪で点滴などをして過ごしたので、安静にしている間、突如頭を過ったショパンのこと。
幸い、この4日間はレッスンお休みなので、回復に努めていますが、体調が思う様でないというのは、本当に辛いものです。福島県を襲った不測の事態については、日々心を痛める中で、勿論、放射能関連の書籍は、小出氏ほか、信頼出来る著者のものを選んで知識を入れていますが、ここでは今は触れません。

ロシアの圧政下のポーランドに生まれたショパンは、パリから経由地を経て静養の為に向かったマヨルカ島への船の中で、咳をしていて、人々から酷いめに遭いましたし、島についてからも、サンドが宿泊場所として手配していた家から、(家具もろとも焼かれ)修道院に移り住む羽目となり、酷い雨季(湿気と寒さで病状悪化)だったことも相まって、散々な旅となりました。
しかし、「24の前奏曲」が生まれています。

その後、手に取ったベートーヴェンの評伝からは、著者の青木やよひ氏(ベートーヴェン研究50年余)が、大腸ガンで苦しまれている最中に書かれた最後の書物だったことを知り、他の著作も読んでいたので、驚きと共に、力強い、ライフワークへの責任感をみて、心から頭が下がる思いでした。

悔しくも2009年11月末に亡くなられたのですが、その本のあとがきは、同年同月に書かれていました。まさに集大成の仕事となったのでしょう。どのような気持ちで取り組まれたのだろうと、思い巡らします。

あとがきには、青木さんが、農薬中毒に由来するガンで苦しまれることによって、
「むしろ、生涯病に苦しんだベートーヴェンをより深く理解する視点が獲得できたのではないかと感じている。病苦にさいなまれる度に彼がなぜ傑作を生み出したのかという長年の謎が解けたように思われる。死に直面することによって人ははじめて自分の存在意義を明確に自覚し、自己に託された仕事をなしとげずにはいられないという強い意志に動かされる。そして彼のその境地を私は共体験したのだった。」と書かれてありました。
多少長い引用をしましたが、あとがきであることと、絶筆の書をご紹介する意でご容赦下さい。

そう、その不屈の精神こそ、私がベートーヴェンが好きな理由であります。
難聴に苦しむ彼が、1802年に書いたハイリゲンシュタットの遺書は、「これにより生を絶ちます」ではなく、「(かくかくしかじかにより)乗り越えます。」の決意表明だからこそ、傑作が生まれたのです。

何を伝えたいかというと、この情勢により福島県への差別(私は当初それを他の方から耳にした時、まさか、そんなことないよ、と思っていました。けれど、日が経つにつれ、はっきりとわかる形ではないにせよ、やはりそれはあるのかも知れない…と思う様になりました。食物の話ではありません。)を、もし感じることがあっても、自分たちが引き起こした事態ではないのですから、格差など在っては堪らなく、心を強くもっていなければ、と大作曲家の生き方から励まされた気がしましたsign01.gif

残念ながら、3.11より前に時間を戻す事は出来ません。ですが、人の精神(スピリット)は、変わらないで持ち続けることが出来ると思います。

また、音楽史を知る事で、単に、作曲家や曲の理解に踏みとどまらず、そこから、長い時が過ぎても価値のある偉業を残した大作曲家の「生き方」から学ぶ事は多々ありますね!

写真は南ドイツのもの。クリック拡大します。ベートーヴェンゆかりの画像がデジカメには無かったのでcoldsweats01.gif

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書評,音楽史 — 11:58 午後  Comments (5)

練習曲に夢中?!

今、音楽ライターの山本美芽さんの本に夢中です。

付箋まで貼付けて持ち歩いています。

ムジカノーヴァの書評も、いつも楽しみに拝読しております。

「21世紀へのチェルニー」book.gif、なにしろ文章が素晴らしく、本の厚みが程良くてなんとも感触が良いので、本を掴んでいるだけで、幸せな気持ちになってしまいます。

ツェルニーのことばかりに言及しているのではなく、ツェルニー以外の練習曲も網羅され、ピアニスト達が、かつてどのように学んできたかなども、取材されており、惹きこまれてしまいましたhappy02.gif

かつて、中・高時代に練習した、一連のツェルニー達。番号が進む楽しみはあったけれど、毎週の譜読みも大変で、この本を読む際も、意識的につい、ツェルニーのお話しがある程度終わった章から読み進めてしまいましたがcoldsweats01.gif、エチュード(練習曲)のことを読みながら、「夜が明けたら、早く練習曲をもう一度開いて、弾いてみたいsign01.gif」という気持ちに強く駆られました。

それで、2日位経ちますが、ピアノを弾く際、練習曲への思いが再燃し(笑)、色々開いては、片っ端から、懐かしく弾いてみました。

読者をこんな気持ちにさせる本って、凄いですね!

山本美芽さんの本、あと2冊読むのに併せて、練習に火が着いた今!これは決して、きちんとした感想ではないのですが、こちらの本から今受けている影響を、ここに記録しておきたいと思います。

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「りかさん」の続編のこと

以前、梨木香歩さんの本book.gif、「りかさん」について書いたことがありますが、あの時に、私が「あと2冊読みます。」と書いたのは、「」と、「沼地のある森を抜けて」です。

「りかさん」を読んでくれていた(!)生徒さんに、続編の存在を話しつつタイトルを伝えられなかったので、少し触れますねhappy01.gif


」は、「りかさん」の年月の経過した続編のようなものです。

けれども、思いもかけない展開になっていくのと、大人っぽいので(テーマが少し重いかなと)、生徒さん達には、どうかな…(特に、沼地のほう)、と感想を書かなかったんですよね!

随所に独特な感性のほとばしりが見えてshine.gif、ちょっとしたセリフなどからも、鋭く頷ける事を言っていたりと、さすがといった感じがします。

「沼地〜」の方は、梨木香歩さんは、製作期間をかなりかけて執筆なさったようですよpen.gif

「西の魔女が死んだ」もそうですが、視覚的な要素を見事に鮮やかに言語化している点もbud.gif、優れていますね!

それだけでなく、連綿として壮大で普遍的なテーマを、不思議な発想で織りなしていく凄さが、梨木作品にはありますね。

書評 — 10:45 午後  Comments (3)