回避ではなく立ち向かう勇気を

気が進まないことを避けて、強みを追求していく、という方法もあります。

けれども、私は、出来なくても勇気をもってそれに取り組んでいる姿を、充分に評価し、感銘を受けます。

何かがうまくいかない時、邪魔になるのは、自尊心。

出来ないと、逃げてしまい、

男の子なら、いたずらっぽいことをしたり、

女の子は、そのもの自体をしなくなったり、最初からしなかったり・・・。

大抵は、やり方がわかれば、

「なぁんだ!(簡単じゃん)」という表情になりますが、

もう一歩の勇気を持てたら良いのに、と思うことがあります。

 

私は、子どものころ、体育の時間、特にバスケやドッジボールが苦手でした。

でも、いやだからやらない…という選択肢は私の中には無く、その場にはいました。

いるだけだって、充分、敗北感や劣等感すら植えつくし、みんなの様に熱くなれず、傍観者的な態度で、ちっとも、「出来ないのにがんばった」と褒められる様な態度ではありませんでした。

 

今、子どもさんたちの、「出来ない自分を認めたくない」気持ちは、比較的、強いように見えます。

出来ないのではなく、慣れていないだけなんです。

「やってみよう」と挑戦してこそ、場数となり、慣れてできるようになる。

もし、本当にピアノがやりたいことなら、あと一歩、勇気を出して、格好悪い自分も受け入れて仲良くなってほしいな・・と思う、今日この頃です。